【副業している人の割合は?】会社員が副業する目的は「複数の収入源」と〇〇?

あなたは「副業」をしていますか?

政府や企業による「働き方改革」によって、副業や兼業の容認が進んでいる、というニュースや記事を見聞きしたことはあると思います。

一方で、副業・兼業を容認しているのは一部の企業だけで、自分には関係ないと思っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、Withコロナ・アフターコロナ―の世界において、副業は当たり前の時代になるかもしれません。

事実として、緊急事態宣言後、複業や副業の求人サービス登録者が倍増した、というニュースも耳に入ってきています。

そこで今回は、「会社員の副業への関心度」や「企業に求められる副業支援」について意識調査の内容をもとに解説していきます。

本記事はパーソルプロセス&テクノロジーズ株式会社が実施した調査の内容を引用・転載したものです。

副業している人はどれくらい?

現在、日本の社会で

  • 副業をしている人、
  • 副業を始めようとしている人

って、どれ程度いるのか気になったことはありませんか?

実は、副業をしている人は、たったの「10.9%と全体の1割くらいしかいないのです。

あなたは現在「副業」をしていますか
(参照:パーソルプロセス&テクノロジーズ)

大手企業が「複業や副業を容認」というニュースが、多く流れている時期もあったので、かなりの人が副業をしていると思っていましたが、実はそうでもない、ということが分かりました。

フリーランス4種類のタイプ

上図のランサーズが実施した「フリーランス実態調査2019」でも

  • 副業系すきまワーカー436万人
  • 複業系パラレルワーカー280万人

で合わせると716万人の複業・副業ワーカーがいることが分かります。

716万人というと、労働人口の1割程度なので、パーソルプロセス&テクノロジーズのアンケートと同様の結果となっており、日本の副業人口は、おおよそ1割程度というのは確かなようです。

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副業NGの会社がまだまだ多い!?

あなたがお勤めの会社で「副業」は認められていますか?
(参照:パーソルプロセス&テクノロジーズ)

では、副業人口が1割程度と少ない理由ですが、会社が「副業を禁止している」と回答した人が49.8%と約半分ということからも分かるとおり、日本の社会が副業を容認していないことが要因のようです。

なお。副業が禁止されているのに、無理に副業を行うことで、何らかの処分最悪の場合、懲戒処分ということもあるので、注意が必要です。

一方で、会社が「副業を認めている」と回答した人が30.8%もいる、という見方もできます。

約3割の企業が副業を容認している、一方で副業をしている人は、全体の1割程度という結果になった要因は何なのかちょっと気になりますよね?

  • 副業する時間がない
  • お金に困っていない
  • これ以上働きたくない
  • 副業なんて考えたこともない

など、理由は人それぞれでしょうが、これからの時代、複業や副業などの複数の収入源や複数のキャリアを持つことが当たり前になると言われているので、やはりちょっと少なく感じます。

また、「副業が認められているかわからない」と回答している人が19.5%もいることから推察すると、そもそも「興味関心がない?」という人が多いのかもしれません。

20代は副業への意欲が高い!

現在、副業をしている人は1割程度と少ないのですが、心の中では副業したいと思っている人は、かなり多いようです!

あなたは副業をしたいと思いますか
(参照:パーソルプロセス&テクノロジーズ)

調査結果によると、すぐにでも副業をしたい人24.5%いずれ副業をしたい人39.8%と合わせて64.3%も人が副業への関心があることことが分かります。

特に注目したいのは、すぐにても副業をしたい人で、20代が男女ともに多く、次いで30代が多いので、若い世代はすでに危機感を抱いている、ということではないかと思います。

個人的には、40代、50代の人こそセカンドキャリアを意識して動かないと、アフターコロナの世界では、職を失って大変なことになるかもしれないのに、一抹の不安を感じてしまいます。

もちろん、複業や副業をすることだけが正解ではありませんが、「いずれしたい」という先送り感に危機意識の低さが表れていると思います。

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副業をしたい理由の第1位は複数の収入源

副業をしたい理由
(参照:パーソルプロセス&テクノロジーズ)

副業をしたい人の目的や理由は、調査結果によると

  • 1位 本業以外の収入を得たい「214人」
  • 2位 自分のキャリアの可能性を広げたい「70人」
  • 3位 自分のスキルを本業以外でも活かしたい「59人」
  • 4位 将来の為に人脈を広げたい「49人」
  • 5位 残業が減っており、他にやることを見つけたい「41人」

と、想像のとおり収入アップが第1位です!

給料の平均は、1997年の「467.3万円」をピークに2008年のリーマンショックによって、400万円近くまで減少しましたが、2018年には「440.7万円」まで少しずつ回復して来ました。

一方で、コロナ禍によって離職を余儀なくされた人を目の当たりにしたり、非正規雇用の不安定さをあらためて感じた人も多いと思います。

収入がなければ、生きづらい世の中なので、副業の目的が収入というのは納得ですね。

ただ、注目したいのは、2~5位までがキャリアや新しいことへのチャレンジを示唆する内容という点です。

終身雇用は、もはや時代遅れ。キャリアは自分自身でしっかり考えて築いていくことが大切なので、この結果は素直に喜ばしいことです。

ぜひ副業という収入目的だけでなく、パラレルワークやパラレルキャリアなど、この機会にキャリアアップを目指す人が増えていくといいですよね!

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複業と副業の違いは?

企業に求めたい副業への支援とは?

最後に企業に求められる副業への支援策について、調査結果を見ていきたいと思います。

副業を実施するにあたっての会社の支援
(参照:パーソルプロセス&テクノロジーズ)
  • 1位 会社が副業を認めてくれる「369人」
  • 2位 税金等のお金に関する情報提供「295人」
  • 3位 業務時間や勤務日数など相談できる「237人」
  • 4位 具体的な仕事の紹介「214人」
  • 5位 既に副業をしてくれている人の事例情報「207人」

支援の第1位は、「会社が副業を認める」、というのは当然のことですが、ただ就業規則を改善するだけでは何も解決しないのではないでしょうか?

僕が勤めている会社は、もちろん複業や副業を認めていますが、それだけでなく人事部を中心に副業を推奨する活動などを進めています。

会社が従業員に対して積極に副業やセカンドキャリアについて発信していくことは、何だか雇用に責任を持っていないみたいで気が引ける人が多いかもしれませんが、従業員の立場からすると、そんな風には思っていません。

逆に、変なことを言う社員がいれば、僕ならリストラ対象としてピックアップできるので、どんどん発信していくべきだと思います。

なぜなら副業は、新たな収入源によって生活に余裕が生まれますし、パラレルで仕事をしなければいけませんので、自然と仕事の効率も上がっていきます

さらに、本業と同じ職種の仕事であれば、スキルや経験を積めるので、人材としての魅力がアップし、本業でのキャリアップも近づきます。

もちろん労働時間が管理できないので、メンタル面で不安があったり、そのまま転職・独立してしまう不安などを感じることも分かります。

ただ、自ら進んで副業する人がメンタルに支障をきたすことは傾向として少ないと思いますし、転職・独立は、いずれするものと割り切った方がいいと思います。

人材の流動化は、ますます進んでいくので、自社においても「副業人材を活用」しようくらいの気概があってもいいではないでしょうか?

ちなみに、2位以降の様々な情報提供をして欲しいというニーズについて、何となくその意味は分からなくもないですが、調べれば分かることばかりなので、他力本願な回答が多くてちょっと残念です。

今回の調査内容の考察は、以上となります。

ぜひ、この機会に複業や副業を始めるキッカケになったら幸いです。

まだ、複業やパラレルワークを始めていない人は、ぜひ以下の複業におすすめの仕事の記事もご覧ください!

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こーへい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた!!!

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