フリーランスは記帳代行を依頼するべき?【記帳代行の費用やメリット・注意点を紹介】

この記事でわかること
  1. 記帳代行のサービス内容
  2. 記帳代行のメリット
  3. 記帳代行の費用の目安
  4. 記帳代行の注意点
フリーランスと会社員の現役パラレルワーカー「こーへい」

フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。

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フリーランスとして独立したら、確定申告のために売上や経費の帳簿をつけるなければいけません!

領収書の整理や会計ソフトへの記帳など、慣れない作業なので、面倒と感じている人も多いのではないでしょうか?

そのような人の中には、記帳代行というサービスを活用してアウトソーシングしている人も多くいます。

とはいえ、記帳代行は、

  • どれくらいの費用がかかるの?
  • 記帳代行を依頼するメリットは?
  • 記帳代行には注意点はないの?

と、気になっている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「フリーランスは記帳代行を依頼すべきか、費用やメリット、依頼するときの注意点」について詳しく説明します。

記帳代行とは?

記帳は、フリーランスの確定申告に必要な帳簿を作成する作業ですので、ともて大切な業務です。

また、確定申告後に税務調査が入ったときに、正確に記帳しておくことで、申告ミスによる追徴課税を防ぐこともできます。

2016年からすべての白色申告者も記帳や帳簿の保存が義務化されたので、ほとんどのフリーランスは、記帳が必須になっています!

では、記帳を代行する業務ですが、実際にどの範囲を行ってくれるのでしょうか?

記帳代行の業務内容

記帳代行の業務は、一般的には、以下の3つの業務を行ってくれます。

  • 通帳・請求書・領収書・レシートなどの証票を整理
  • 証票書類をもとに会計ソフトにデータ入力作業
  • 青色申告決算書や内訳書などの帳簿生類の作成

フリーランスは、証票書類のPDFやコピーなどを記帳代行会社に送付することで、あとは帳簿書類の作成を待つだけ、となります。

業務内容や料金は、代行会社によって異なるため、しっかり確認しましょう!

経理業務の代行とは?

記帳代行よりもさらに幅広い業務に対応してくれるサービスがあります。それが経理業務の代行サービスです。

経理業務の代行サービスは、

  • 請求書等の発行業務
  • 仕入金の振込・支払業務
  • 従業員の給与計算・給与振込

など、売上・経費に関連する業務をすべてアウトソーシングできるサービスです。

フリーランスで使用している人は少ないと思いますが、法人化を行い一人法人のため本業に集中したい、というフリーランスには、おすすめのサービスです!

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フリーランスの法人化のメリット・デメリットは?

税理士に依頼する

記帳代行を税理事務所に依頼する人もいます。

税理事務所に依頼することで、追加料金はかかりますが、確定申告のサポートや節税対策などアドバイスを受けることもできます。

記帳代行のメリットは?

記帳代行のメリットは、次の4つです。

  • アウトソーシングできるので本業に集中できる
  • 作業が正確で税務調査の対策ができる
  • 税理士がいる記帳代行なら確定申告も可能
  • 簡単に代行業者を変更できる

それでは、詳しく説明します。

アウトソーシングできるので本業に集中できる

記帳業務は、慣れないと仕訳の勘定科目が分からず、調べていると、結構な時間がかかります。

記帳代行サービスは、帳簿や仕訳のプロ集団ですので、依頼することで、フリーランスが集中すべき本業に注力できます!

作業が正確で税務調査の対策ができる

記帳代行サービスは、記帳・仕訳について経験豊富な人材が記帳を行うので、作業が正確です。

経費計上の可否や適切な勘定科目で帳簿が作成されるので、税務調査の対策としても有効です。

経費について、詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

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フリーランスが経費にできるもの・できないもの

税理士がいる記帳代行なら確定申告も可能

記帳代行サービスの中には、税理士が所属している会社もあります。

そのようなサービスの中には、記帳代行だけでなく、確定申告までサポートしてくれる会社もあります。

簡単に代行業者を変更できる

記帳代行サービスは、基本的に1ヶ月単位の契約です。

そのため、自分でできると思えばすぐに解約もできますし、割安な会社に変更することもできます。

税理士事務所の場合や中には、年単位の契約というケースもあるので、契約期間をしっかり確認しましょう!

記帳代行の費用の目安は?

気になる記帳代行サービスの料金や費用の目安ですが、サービス形態や料金の仕組みが少し違うので、以下を参考にしてみてください。

サービス形態特徴料金目安
記帳代行専門
  • 従量課金(仕訳数)
  • 税理士事務所と提携
  • 料金にバラつきが多い
30仕訳:月1,000円~
100仕訳:月8,000円~
税理士・会計事務所
  • 従量課金(仕訳数)
  • 料金にバラつきが多い
30仕訳:月1,000円~
50仕訳:月4,000円~
100仕訳:月15,000円
オンラインアシスト
  • 時給タイプ
  • 時間固定タイプ
月30時間10万円
時給:1,500円~

基本的に、記帳業務は、会計ソフトへの入力作業なので、時給や仕訳数などで課金されます。

料金相場:月間100仕訳 10,000円程度

もし、記帳代行サービスを検討するなら、はじめは料金が比較的安い「記帳代行専門」のサービスで良いと思います。

事業の収益が大きくなり、節税や法人化を検討する際に、税理士事務所に、まずは記帳代行から依頼して、自分に合う税理士事務所を探すといいと思います。

税理士は、節税や法人化だけでなく、税務調査の対策も請け負ってくれる心強いパートナーなので、よいパートナーを見つけてください!

記帳代行の注意点は?

記帳代行の利用にあたって、いくつか注意しておきたいポイントをまとめました。

  • 違法業者に注意
  • 価格設定に注意

それでは、詳しく説明していきます。

違法業者に注意

税理士資格者が在籍していない、または提携事務所がないにも関わらず、確定申告のサポートができる、と広告している違法業者もいます。

確定申告までサポートを検討しているフリーランスは、事前に税理士の存在を確認しておきましょう。

価格設定に注意

記帳代行サービスのホームページを見ると「月額4,980円~」などのキャッチコピーが掲載されていることがあります。

ただ、このような記載には注意が必要です!

後からオプション料金が追加されることもあるので、料金設定やサービス内容について、しっかり確認してください。

まとめ

今回は、フリーランスは記帳代行を依頼すべきか、費用やメリット、依頼するときの注意点について解説しました。

いかがでしたか?

売上や経費の仕訳数にもよりますが、月額5,000円~10,000円程度で、記帳業務を代行できるので、フリーランス事業が忙しい人は、まずは試しにお願いしてみてはどうでしょうか。

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こーへい
個人的には、仕訳について、あらためて勉強したくないので、1年程度、記帳代行に依頼して、仕訳された帳簿を見て、次年度から会計ソフトで自分で仕訳をする、という方法もありだと思います!

もちろん自分で仕訳や帳簿をつけることで、事業活動や税金について感度が高くなるので、余裕があれば、ぜひチャンレジしてみてください!

ちなみに、クラウド会計ソフトなら自動仕訳機能もあるので、便利です!

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今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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こーへい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた!!!