複業・副業を始める前に知っておきたい確定申告に便利な会計ソフトを徹底比較!

フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。

会社員とフリーランスの現役パラレルワーカーの視点で、役立つ情報を分かりやすくご紹介します!

会社員は、複業やパラレルワークで、一定の収入を得ると確定申告をしなければいけません

多くの会社員は、税金を天引きされているため、確定申告は初めて、という人が多いと思います。

確定申告には、節税効果が高い「青色申告」をおすすめしたいのですが、複式簿記での帳簿をつけなければ、適用できません!

そんな、確定申告や青色申告をサポートしてくれるのが「会計ソフト」です。

そこで今回は、これから複業やパラレルワークを始めようと考えている人に向けて、「おすすめの会計ソフト」をご紹介します!

複業・副業で確定申告が必要な人とは?

まずは、複業やパラレルワークで、確定申告が必要な人について、把握しておきましょう!

ここでの例は、本業が正社員という前提です!

複業・副業がパートやアルバイトの場合

本業が正社員で、複業や副業がパートやアルバイトの場合1年間の収入が20万円以下の場合は、確定申告は不要です。

2カ所以上から給与の支払いを受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人

複業・副業がフリーランスの場合

本業が正社員で、複業や副業がフリーランスの場合1年間の所得が20万円以下の場合は、確定申告は不要です。

1カ所から給与の支払いを受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人

フリーランスの場合は、所得が20万円以下です。所得とは、「売上-経費」なので注意してください!

複業やパラレルワークの確定申告について、詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

関連記事

パラレルワーク(複業)や副業に取り組む際は、「確定申告」の義務が生じます。確定申告をしないでおくと、最悪の場合は脱税として処罰を受けることになってしまうのです。しかし、いざ「確定申告」と言われても、何をど[…]

【複業の実務】知っておきたい税金・確定申告の基礎知識

確定申告には会計ソフトが必要

会計知識がない人が、複式簿記での帳簿が必要な「青色申告」で確定申告を行うのは、結構大変な作業です。

そのため、税理士や記帳代行サービスに依頼している人もいます。

一方で、最近では便利な会計ソフトのおかげで、簿記の知識がなくても会計処理を行い、確定申告を行うことも十分可能になってきました。

特に、クラウド会計ソフトは、パソコンだけでなくスマートフォンでも利用できたり、レシートや領収書をスマホで撮影して、データ取り込めるなど、とても便利なサービスです。

そこで今回は、人気の3大クラウド会計ソフトを徹底的に比較したいと思います。

人気の3大クラウド会計ソフトを比較

現在、人気のクラウド会計ソフトといえば、

  • freee
  • MFクラウド
  • 弥生会計

の3つです。

3大クラウド会計ソフトを料金で比較

まずは、料金について比較してみました。ちなみに以下の料金は、各社の最安プランで比較しています。

サービスの内容は、プランによって違いますが、複業や副業の確定申告だけれあれば、最安プランでも十分です。

プラン初期費用利用料無料プラン
freeeスターター0円19,800円×
MFクラウドパーソナルライト0円11,760円
弥生会計ベーシック0円12,000円

どのサービスも「無料お試し期間」があるので、登録して操作性や入力をしてみてください。

ココがポイント!

弥生家計の「やよいの青色申告オンライン」は、初年度無料のプランや初年度半額キャンペーンを行っているので、おすすめです!

3大クラウド会計ソフトを操作性で比較

3大クラウド会計ソフトの料金については、大きな差はありませんでした。

続いて、重要なのは操作性要は、使いやすさです!

簿記知識概要
freee初心者freeeは簿記知識がなくても操作できることをコンセプトに開発されているので、全くの初心者におすすめです。逆に、他の会計ソフトの利用者は使いづらいと感じるかもしれません。
MFクラウド少し必要MFクラウドは少し簿記の知識がある人におすすめです。
弥生会計少し必要初心者にもわかりやすいので、おすすめ!

ココがポイント!

初心者には操作性抜群のfreeeがおすすめです!
こーへい
僕は、簿記の知識があったので、MFクラウドが使いやすかったです!

クラウド会計ソフトを選ぶ5つのポイント

実際に、クラウド会計ソフトを導入する前に、5つのポイントをチェックしてから選ぶことをおすすめします。

  1. コストパフォーマンスは適切か?
  2. サポート制度は充実しているか?
  3. 必要な機能は備わっているか?
  4. 確定申告はしやすいか?
  5. 体験版はあるか?

コストパフォーマンスは適切か?

クラウド会計ソフトは、月額料金が安いだけで選んではいけません!

クラウド会計ソフトの中には、フリーランスの事業活動に必要な

  • 見積書発行
  • 請求書発行
  • 領収書作成
  • 口座・カード連携

など、サービス内容に違いがあるからです!

サポート機能は充実しているか?

クラウド会計ソフトは、ものすごく多機能なので、初めて利用する人は、その機能の多さに戸惑うことが多いです。

そこで、おすすめしたいのが、チャットやメール・電話でのサポートの有無です。

各会計ソフトやプランによって、サポートの内容は、大きく違うので、サポートが必要な人は、サポート付きプランで比較しましょう!

必要な機能は備わっているか?

クラウド会計ソフトの中には、領収書やレシートをスマホで撮影したデータを取り込めるサービス消費税の申告に対応しているものなど、様々です。

事業規模や活動内容に応じて、適切なサービスを選択しましょう。

領収書やレシートの管理テクニックをまとめた記事もあるので、ぜひご覧ください!

関連記事

この記事でわかること フリーランスが領収書を管理・保管する理由 領収書管理テクニック【デジタル型】 領収書管理テクニック【アナログ型】フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレ[…]

フリーランスの領収書管理のテクニック!

確定申告はしやすいか?

クラウド会計ソフトによっては、作成した決算書データの税務申告ソフトとの連携や、各種申告ソフトへの移行、税理士や会計士のサポートなど、様々なサポート体制があるため、より便利なものを選びましょう!

体験版はあるか?

そして、体験版が用意されているかも、大切なポイントです。

多くのクラウド会計ソフトには、無料体験版や無料プランが用意されています。

ただ、無料期間や無料版で利用できる機能に制限があるので、注意しましょう!

また逆に、無料版で高額プランの機能をすべて利用できるタイプもあるので、いざ本契約となったら、機能が使えない、なんてこともあるので、注意してください!

おすすめのクラウド会計ソフト6選

それでは、最後におすすめのクラウド会計ソフトをご紹介します。

今回は、複業・パラレルワーク向けということで、以下のポイントで選定しました!

  • 無料・月額1,000円程度で低コスト
  • 低コストだけど高機能な便利なソフト

それでは、見ていきましょう!

MFクラウド会計

1. MFクラウド会計
プランパーソナルライトパーソナル
月額1,280円2,480円
年額11,760円23,760円
体験版30日間無料30日間無料
確定申告
銀行・カード連携
請求書作成
請求書作成メンバー3名まで無制限
領収書写真の自動取得×(オプション)×(オプション)
請求書郵送1通180円1通170円
請求書郵送・メール送信の一括操作×

マネーフォワード クラウド会計は、インストール不要でMacにも対応しているクラウド会計ソフトです。

取引入力と仕訳の自動化で、会計作業を大幅に削減できます!

自動化は、忙しい複業・パラレルワーカーにおすすめです!

他の会計ソフトからデータのインポートも可能なので、既に使用している会計ソフトからMFクラウドへの移行も簡単です。

クラウド会計ソフトfreee(フリー)

2. クラウド会計ソフトfreee(フリー)
プランスタータースタンダード
月額1,180円2,380円
体験版30日間無料30日間無料
確定申告
銀行・カード連携
請求書作成
領収書写真の自動取得×(月5枚まで)
消費税申告×
メール・チャット〇(優先対応)
電話サポート××
税務調査サポート補償×

クラウド会計ソフト「freee」は、クラウド会計ソフトの市場でや40%のシェアというの人気のソフトです。

人気の理由は、

  • 初心者にも簡単な操作性
  • メール・チャットのサポートの充実
  • スマホアプリでどこでも入力できる

といった、初心者に優しい会計ソフトだからです。

やよいの青色申告オンライン

プランセルフベーシック
年額8,000円12,000円
キャンペーン初年度 無料初年度 6,000円
確定申告
銀行・カード連携
請求書作成××
領収書写真の自動取得
メール・チャット×
電話サポート×

やよいの青色申告オンラインは、「弥生会計オンライン」の青色申告バージョンです。

取引データを取り込めば、すべて自動で仕訳してくれるため、帳簿作成や申請書類の準備がとてもスムーズ!

会計ソフトの老舗企業のソフトなので、初めての青色申告で不安な人にも「ぴったりのクラウド会計ソフト」です。

スマホアプリでは、カメラで撮影した領収書やレシートも取り込んで仕訳してくれるため、入力の手間を省けます。

最安プランで、領収書等の取込を提供している点も魅力の1つです!

やよいの青色申告オンラインは、60日間の無料体験版を提供しているので、じっくり機能を試して、納得してから申し込みしましょう。

ジョブルポ ヒューマンレス会計

6. ジョブルポ ヒューマンレス会計
プラン体験版プラン有料プラン
月額0円(30日間)980円
確定申告
銀行連携
請求書作成××
領収書写真の自動取得××
メール×
電話サポート×

ジョブルポ ヒューマンレス会計は、金融機関の明細を取得して、自動で仕訳をしてくれます。

また、AI・人工知能により、仕訳を登録することで、仕訳の精度が向上していくので、使い続けることで、会計作業がラクになります。

そして、集計表や決算書類も自動化してくれて、有料プランであれば、e-TAXと連携することで、申告処理も可能です。

複業・パラレルワークの申告処理は、これ1本でも十分です!

なお、ジョブルポは、記帳代行オプションが月額4,500円、税理士による申告代行オプションが年額80,000円で利用できます。

円簿会計

円簿会計
月額0円 完全無料
確定申告
銀行連携×
請求書作成×
領収書写真の自動取得×
メール×
電話サポート×

円簿会計は、完全無料で利用できるクラウド会計ソフトです。

弥生会計ソフトのデータをインポートができるため、少しでも安い会計ソフトを探している弥生ユーザーにおすすめです!

また、Yahoo!JapanのIDで簡単に登録できるため、面倒な取得手続きもありません。

そして、無料といっても、実は、会計・確定申告という面では、機能も十分なのです!

仕訳帳、出納長、合計残高の試算表はもちろん、年次繰り越しや年次決算にも対応しているため、幅広く利用することができます。

データの保管期限や件数制限もないため、無料ですが、実用的で安心なクラウド会計ソフトだと言えるでしょう。

かんたんクラウド会計

かんたんクラウド会計
プランベーシックプラス
月額1,800円2,500円
年額18,000円25,000円
確定申告
銀行・カード連携
請求書作成××
領収書写真の自動取得
メール
電話サポート××

かんたんクラウド会計は、MJSミロク情報サービスが提供しているクラウド会計ソフトです。

かんたんクラウド会計は、金融機関やクレジットカードのデータを自動で取得し、自動で仕訳をしてくれます。

また、レシート画像の自動解析機能も搭載されているため、日々の備品の購入や経費も簡単に会計ソフトに取り込めます。

さらに、二重取込防止機能で計上ミスも防ぐこともできるので安心です!

まとめ

今回は、複業・パラレルワークや副業で確定申告が不安な人に向けて、クラウド会計ソフトの情報をご紹介しました。

ほぼすべてのクラウド会計ソフトが無料お試し期間を設けているので、まずは、登録して操作してみることをおすすめします!

おすすめは、3大クラウド会計ソフトです!

コストを掛けたくない、という人は、「円簿会計」がおすすめです!

最後まで、お読みいただきありがとうございました!