Webエンジニアの仕事内容や年収や必要なスキルについて解説します!
おすすめの求人サイトや転職サービスも合わせて紹介するので、参考にしてみてください。[/st-kaiwa1]
いまや企業の事業活動やサービスにおいてWebサイトやWebの技術は、必要不可欠です。Webサイトを持っていない企業は皆無といっても過言ではないと思います。
そんなWebサイトやWebアプリを開発できるWebエンジニアに対する需要は当然高く、Web業界は将来性が高い業界といえます。
今回は、Webエンジニアについて、どんな仕事内容か、年収はどれくらいか、またWebエンジニアの求人サイトや転職サービスについて、わかりやすく解説します!
IT・Web業界とは?
IT・Web業界とは?
2019年3月にインターネットの誕生から30年が経ち、いまではインターネット無しの世界は考えられないくらい、私たちの生活に浸透しています。
そんなインターネット上のWebサイトやWebサービスの開発・運営する会社やフリーランスが属している業界がIT・Web業界です。
IT・Web業界では、Webエンジニア以外にもWebデザイナーやWebディレクター、システムエンジニアなど様々な職種や仕事によって、今なおユーザーにとってより良いサービスが開発されているのです。
Webエンジニアとは?
Webエンジニアとは?
そんなIT・Web業界の中で、Webエンジニアとは、どんな仕事をしているのでしょうか?
Webエンジニアは、Webサイト・スマートフォンサイトやWebアプリケーションを設計・開発する技術者のことです。また、設計でなく運用や保守を行うこともあります。
Webエンジニアは、大きくフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに大別することができます。
フロントエンドエンジニアとは?
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションのデザインやユーザーが操作する部分であるユーザーインターフェース(UI)を開発するエンジニアのことで、HTML・CSS・JavaScript・phpの設計・開発を担当する職種です。
フロントエンドの中でもHTML・CSSを中心にコーディングするエンジニアのことをマークアップエンジニアと言ったりコーダーと表現することもあります。
バックエンドエンジニアとは?
バックエンドエンジニアとは、WebサイトやWebサービスを構築する上で、必要不可欠なWebサーバーやデータベースなどのWebサイトの裏側の設計・開発・管理・運用を担当する職種です。
バックエンドエンジニアと似ている職種としてサーバーサイドエンジニアがあります。
大きな違いはありませんが、バックエンドエンジニアとは。Webに特化したエンジニアであることです。
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Webアプリケーションとは?
Webサイトは何となくイメージできるけど、Webアプリケーションとは何かを説明しておきます!
Webアプリケーションとは、Webブラウザから利用な可能なアプリケーションやサービスのことですが、わかりやすく言うと「インターネットを通じて、便利な機能や課題を解決するサービス」です。
いつも使っている「サービス」もWebアプリケーション
具体的には、以下のサービスもWebアプリケーションです。
SNS | Facebook・Twitter・LINE |
---|---|
C2C | メルカリ・ラクマ・ココナラ |
情報サービス | SmartNews・グノシー・食べログ |
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアの仕事内容は大きく3つに分類できます。
Webエンジニアの3つの仕事
- Webサイトやサービスの企画・要件定義
- Webサイトやアプリケーションの制作・プログラミング
- Webサイト・サービスの運用・保守
それぞれの仕事について詳しく解説していきます。
Webサイトやサービスの企画・要件定義
Webエンジニアは、企業やクライアントの要望やビジネス要件をもとにWebサイトやサービスの企画・要件定義を行います。
顧客の要望をヒアリングするだけでなく、技術的な観点から提案や改善点を指摘することで、よりよいサービスを企画していくこと重要です。
また、企画・要件定義のフェーズは、マーケティング、集客、デザイン、UI/UXなどのサービス全体を総合的に見る視点が必要とされ、とてもやりがいのある仕事です。
Webサイトやアプリケーションの制作・プログラミング
次に、Webサイトやアプリケーションの要件定義書や仕様書をもとに制作・プログラミングを行うフェーズです。
デザインやユーザーインターフェース(UI)を主に担当するフロントエンドエンジニアとサーバーやデータベースなどのインフラを構築するバックエンドエンジニアで仕事内容が異なります。
Webサイト・サービスの運用・保守
Webサイトやサービスは公開後の運用・保守としてコンテンツの更新やプログラムのメンテナンスなどが必要です。
Webサイトやサービスを良い状態で持続させるために、ドメインやサーバーの更新、各種Webアプリケーションやミドルウェアのバージョンアップ、新しい端末やブラウザなどへの対応などが求められます。
Webエンジニアの年収
Webエンジニアの平均年収は456万円
「Find job」の調査によるとWebエンジニアの平均年収は456万円という結果です。日本全体の平均年収と比べると、少し高いようです。
ただし、上記は全体の平均なので、Webエンジニアも職種や経験によっても年収は大きく変わってくるので、まずは、「IT・Web業界は少し年収が高い」といったイメージを持ってもらえばよいと思います。
Webエンジニアの職種・年代別の年収
30代Webエンジニアの年収に関する調査によると、職種にとって大きく異なりますが、やはり平均年収は高いです。
年代別に記載していますが、年齢による昇給で高くなるというよりは、経験を積みスキルが上がったから高くなっていると思われます。
Web業界は昇給率が他の業界と比べてとても高いという特徴が表れていますね。
職種 | 30代前半 平均年収 | 30代後半 平均年収 |
---|---|---|
コンサルタント、アナリスト、プリセールス | 629万円 | ― |
サービスエンジニア | ― | 841万円 |
システム開発(Web・オープン系) | 532万円 | 620万円 |
システム開発(マイコン・ファームウェア・制御系) | 614万円 | 642万円 |
システム開発(汎用機系) | 525万円 | 572万円 |
パッケージソフト・ミドルウェア開発 | 497万円 | 694万円 |
ネットワーク設計・構築(LAN・Web系) | 647万円 | 656万円 |
通信インフラ設計・構築(キャリア・ISP系) | 640万円 | 738万円 |
運用、監視、テクニカルサポート、保守 | 495万円 | 589万円 |
社内情報システム、MIS | 526万円 | 622万円 |
研究、特許、テクニカルマーケティング、品質管理ほか | 625万円 | 626万円 |
出典:リクナビNEXTのメディアサイト「Tech総研」
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Webエンジニアのキャリアパス
IT業界全体の市場が成長しているので、Webエンジニアは需要がとても多く、将来性のある職業と考えてよいでしょう。
ただ、Webエンジニアとして、コーディングのスキルを上げていくだけでは年収も上がりづらいですし、フリーランスになりたいと思った時に、ある程度のキャリアを経験しておくことはとても重要です。
Webエンジニアのキャリアパス
- Webスペシャリスト
- Webディレクター
- Webプロジェクトマネージャー(PM)
それぞれの仕事について詳しく解説していきます。
Webスペシャリスト
Webスペシャリストは、現場でのコーディングスキルや設計のスキルを伸ばし、スペシャリストとして活躍できるエンジニアです。
技術を追求したいエンジニアには、おすすめですが年収は他のキャリアパスと比較すると低い水準になってしまうことが多いです。
Webスペシャリストとして生きて行きたいけど、年収もそれなりに欲しいという方には、副業がおすすめです!
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Webディレクター
Webディレクターは、WebサイトやWebサービスを制作する上での現場監督のような役割を担います。
複数の案件が同時に動く現場では、現場のことをしっかり把握しているWebディレクターのスキルで、品質の大きな差が出てしまうくらい大切な役割です。
当然、年収もアップすることが多いですが、責任も重たくなります。
Webディレクターには、Webに関する知識や経験があることは当然ですが、スケジュール管理能力やクライアントやチームメンバーとのコミュニケーションも大切なので、コミュニケーション能力も求められます。
その他にもエンジニア領域のスキルだけでなく、WebマーケティングやSEOといった領域の知識も求められることもあるので、日々の勉強や情報のキャッチアップも必要になってきます。
プロジェクトマネージャー(PM)
プロジェクトマネージャーは、サービスやプロダクトの開発において、プロジェクト全体の管理を担う職種です。
具体的には、各種交渉からプロジェクト計画の立案・予算や納期・工数を決定することが求められます。
プロジェクトマネージャーは、Webディレクターと何が違うかのか、と聞かれることも多いですが、大きく違うのは、Web業界のトレンドに明るく、経営的な視点を持ち、クライアント企業のこともしっかりと情報を収集するなどの綿密性も求められます。
未経験からWebエンジニアになるには?
受託開発事業やエンジニア派遣事業の求人
全くエンジニアの経験がない人がエンジニアに転職することは、非常に難易度が高いです。
ただし、絶対不可能ではありません。未経験でも採用に積極的な企業は少なからずあるからです。具体的には、受託開発事業やエンジニアの派遣事業を行っている会社がおすすめです。
受託開発事業やエンジニア派遣事業を行っている企業では、自社でエンジニアを雇用・教育することで派遣できるエンジニアが増えて行けば、売上が増加するという仕組みのため、教育にも熱心に取り組んでいます。
まずは、そういった求人から未経験でもエンジニアに転職できる道を探すのが現実的なのかもしれません。
プログラミングスクールで技術を習得
独学で学習できる無料のプログラミングサイトも非常に多くなってきていますが、しっかりと腰を据えて勉強するには、やはりプログラミングスクールに通うことをおすすめします!
まだ、転職までは考えていないが、Webエンジニアに興味がありキャリアチェンジを志向されている方は、プログラミングスクールに通って、自分の仕事観に合った職種なのか確認するのも手だと思います。
Webエンジニアになれる「おすすめプログラミングスクール」3選
エンジニアは資格や学歴に関係なくできる仕事ですが、より効率良くスキルや知識を身に着けたいあなたには、プログラミングスクールがおすすめです。最新の技術を身に着けやすいですし、疑問点もすぐに解決しやすいでしょう。[…]
未経験でもOKな求人を扱うエージェントへの登録
プログラミングスクール等で技術を身につけたら次は、未経験OKな求人を多く扱う転職エージェント等への登録をおすすめします。
ただし、未経験といっても未経験OKという会社を単純に希望するのでなく、プログラミングスクールで学んだことや実際に自作したコードで十分に戦力なることをエージェントの担当者に伝えましょう!
未経験OKの企業に単純に転職すると誰でもできる簡単な仕事しかできずに、無駄になってしまうからです。
未経験OKの求人を扱う「おすすめエージェント」3選
- リクルートエージェント
- DODA
- ワークポート
【注意】ハローワークや転職サイトの求人はブラック企業に用心
転職を考える際に転職・求人サイトやハローワークを考える方が多いと思いますが、基本的におすすめしません。
IT・Web業界で未経験でもOKという求人は、ブラック企業であることが考えられるからです。
すべての求人がそうとは限りませんが、専門的なスキルや知識が必要なIT・Web業界の求人で、未経験OKかつ給与が高い場合は要注意です!
Webエンジニアに必要なスキル
プログラミングスキル
プログラミング言語の習得やフレームワークを活用したプログラミングの高度化などはWebエンジニアにとって必要不可欠です。
中でもHTMLやCSSの知識は、どのサービスでも必ず使われるものなので、必須ですので、まずはココから習得してみましょう。最近では、JavaScriptやRubyの需要が多いので、ぜひ習得することをおすすめします!
また、AI・人工知能、データサイエンス系に興味のある方は、Pythonの習得もおすすめです!
Webエンジニアにおすすめのプログミング言語
フロントエンドエンジニア | Facebook・Twitter・LINE |
---|---|
C2C | HTML / CSS / JavaScript / jQuery |
バックエンドエンジニア | Java / PHP / Ruby / MySQL / Python |
データベースに関するスキル
データベースは、Webサービスでは必要不可欠な存在です。
例えば、ID・パスワードでログインするシステムやECサイトなどで大量の商品を扱うようなサービスでは、このデータベースが必要ですし、データベースの設計が非常に重要となってきます。
データベースの操作には、最も普及しているデータベース言語のSQLを学習することをおすすめします!
SQLを習得できれば、その他のRDB(リレーショナルデータベース)は、同じように操作可能です。
ただし、データベース言語だけでは、アプリケーションまでは動かせないので、JavaやC#などのプログラミング言語の習得も必要になってきます。
セキュリティに関するスキル
昨今の情報漏洩の問題なので、個人情報保護への関心が高まっています。
そのため企業のセキュリティ対策に関する意識も年々上がってきているため、Webエンジニアに対してもセキュリティスキルの向上が求められるようになってきています。
LAMP環境に関するスキル
LAMPとは、WebサイトやWebサービスを開発・公開・運営するための使用する4つのオープンソースソフトのことです。
LAMPとは?
Linux | サーバーで使われるOS |
---|---|
Apache | Webサーバー |
MySQL | データベース |
PHP | サーバーサイド |
Web開発には、この4つのスキルは必要不可欠ですので、ぜひ頭に入れておきましょう!
Webエンジニアにとって役立つ資格一覧
基本的に資格があるから仕事ができる職種ではありませんが、業界一般的に取得が推奨されている資格について紹介します。
Web系の国家資格
ITパスポート
ITパスポートとは、情報処理に関する基礎的な知識を証明できる国家資格です。IT業界に興味のある人は、勉強してみても良いかもしれません。
基本情報処理技術者
基本情報処理技術者とは、高度IT人材となるために必要な基本知識・技能を持ち、実践的な活用能力を証明する国家資格です。
本質的なIT知識を幅広く習得できるので、Webエンジニアとして取得して損はない資格です。多くのIT・Web企業で取得が推奨されています。
応用情報処理技術者
応用情報技術者資格とは、ITを活用する社会人が身につけておくと良い応用的知識・技能に関する資格です。
基本情報処理技術者と比較すると取得難易度が高い資格ですので、資格取得よりも実践的なスキルを先に身に着けることをおすすめします。
専門技術者向けの資格
IT・Web系の資格は、国会資格以外にも実は多くあります。
ただ、どれも必ず必要な資格ではないので、資格取得をすることで、昇進するとか給料が上がるなどのメリットがなければ、取得しなくても大丈夫です。
ただ、各専門技術のスペシャリストを目指している、副業でWeb系の講師をしたいと考えている方は、試験対策講座などの需要があるので、体系的に学習できる資格取得はおすすめです。
IT・Web業界は深刻な人材不足
IT・Web業界は、深刻な人材不足が続いています。日本国内では、様々なサービスが急速に普及する裏で、人材確保が企業の大きな課題になっているのです。
経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によれば、IT・Web人材は2020年で「36.9万人」、2030年で「78.9万人」と予測されています。
逆に言えば、IT・Web業界は仕事がとても多く、転職や副業がしやすいだけでなく、人材を確保するために年収が高い傾向にあります。
では、なぜこのような人材不足が起こっているのでしょうか?
IT・Web業界の急速な市場拡大
GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)に代表されるように、いま世界で注目されている企業はすべてIT・Web関連のサービスを提供しています。
また最近では、IoTや5G、AI・人工知能など、IT・Web技術と関連する技術へ企業の関心が高まっています。
このような結果として、IT・Web技術者を求める業界や企業が急速に増えてきており、結果として人材不足につながっているのです。
IT・Web業界の技術革新のスピード
IT・Web業界は、いま最先端の技術が数年後には古い技術になることも当たり前の世界です。
Webエンジニアは、新しい技術や情報を積極的に習得することが必要になります。
新しい技術は、教材や情報ソースも少ないため習得に時間がかかります。
さらに新しい技術に積極的にチャレンジしたいエンジニアが、元々の職種から離れて新しい技術を使える業界へ移転していくため、古い業界や古い言語などでは、エンジニアの数が絶対的に不足してしまいます。
このように技術革新は喜ばしいことですが、エンジニア不足を起こしているとも言えそうです。
IT・Web業界の人材の高齢化
最後に、IT・Web業界の人材不足の要因としてエンジニアの高齢化が考えられます。
現在、アプリやゲーム、Webフロント系などは、開発するエンジニアも多く若手エンジニアも参入してきています。
また、AI・人工知能系などのPythonエンジニアも需要と共にエンジニアの数は増えています。
一方で基幹システムやいわゆるインフラ系のエンジニアは、若い担い手も少なく高齢化が進んでいます。
このように職種やプログラミング言語によって、多少の差はありますが、全般的にIT人材は不足していること自体に変わりありませんので、IT・Web業界への転職やキャリアチェンジはチャンスと言えそうです!
まとめ
Webエンジニアとして働くには、専門的なスキルが必要ですが、Web業界は需要も増え続けており将来性もある職業です。
転職のチャンスはそれなりありますし、プログラミングスクールも多くあるので、ぜひWebエンジニアへチャンレジを目指してみてください!