- 失敗するフリーランスの特徴
- 成功するフリーランスの特徴
- 成功しているフリーランスが実践していること
フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。
会社員とフリーランスの現役パラレルワーカーの視点で、役立つ情報を分かりやすくご紹介します!
フリーランスにおすすめの仕事・職種8選をご紹介!という記事でもご紹介しましたが、フリーランスとして独立する魅力は、
- 働く場所や時間を自由に選べる
- 人間関係のストレスを軽減できる
- 旅行や長期休暇を取得しやすい
など、「仕事」、「健康」、「プライベート」において充実した生活が送れることではないでしょうか?
しかし、中小企業白書によるとフリーランス・個人事業主の廃業率は1年で30%以上、3年で60%以上も廃業しているのです。
- 1年で37.7%が廃業
- 3年で62.4%が廃業
- 10年で88.4%が廃業
さらに、開業10年になると、生き残れるフリーランスは約10%だけなのです!
そこで今回は、10年後もフリーランスとして活躍し続ける成功の秘訣について一緒に考えていきたいと思います。
特に、これからフリーランスとして独立を目指している人は必読です!
失敗するフリーランスの特徴とは?
成功しているの体験談やハウツー本を読んでも、マネするのって難しいと思いませんか?
これは、成功している人の結果を方法論としてハウツーにまとめているだけなので、実は、精神面をトレースすることが難しいからです。!
なので、まずは「失敗している人の特徴」をご紹介したいと思います。
失敗する人には、いくつか共通する特徴があるので、この失敗を避けることで、成功にグッと近づくからです!
数ある失敗事例を6つにまとめましたので、該当する項目がないかチェックしてみください。
- フリーランスはラクな仕事と勘違いしている
- 仕事の効率が悪いまま改善しない
- 仕事を選ばず何でも引き受けてしまう
- スキルや知識のレベルが低い
- コミュニケーション能力が低い
- 営業活動を意欲的にやっていない
フリーランスはラクな仕事と勘違いしている
フリーランスの仕事をラクだと勘違いしている人は、まず間違いなく失敗します!
まず、クライアントがフリーランスに依頼する理由は、
- 正社員よりも総コストが安い
- 必要な時だけ依頼できる便利屋
- 正社員の残業を減らすための外注
など、思惑はさまざまですが、多くの場合、便利な存在と思っていることは間違いありません。
つまり用がなくなれば、すぐに切られる存在ということです!
なので、高いレベルでサービスを提供できなければ、便利な存在のママで終わってしまう可能性が高くなります。
仕事の効率が悪いまま改善しない
フリーランスは、1人で仕事をすることが多いので、基本的に自分の時間が資本です。
つまり、業務効率化や仕事のスピードを改善できない人や改善することを意識できない人は、フリーランスには向いていません!
フリーランスは、本業以外にも経理処理や確定申告、見積書・請求書の発行など、会社員の時は、どこの誰かも知らない他部門の人がやっていた仕事も、すべて自分でやらなければいけないので、なおさらです。
仕事を選ばず何でも引き受けてしまう
仕事を安請け合いしたり、短納期の仕事でも断り切れずに引き受けてしまう人も失敗しやすい傾向が強いです。
自分のキャパシティ以上の仕事を請け負ってしまうと、
- 仕事のクオリティが低下して信頼を損なう
- 結果として納期に遅れてしまい信頼を損なう
- 無理が続いて健康や精神面で疲弊してしまう
ということが、普通にあり得ます。
常に余裕を持ったスケジュールで仕事を行うのもプロとしての資質です。
スキルや知識レベルが低い
スキルや知識レベルが低いフリーランスは、問題外です!
ただ、実際にはこの手のスキルが低いタイプのフリーランスが多いので、気をつけたいポイントです。
特にフリーランスは、会社員と違って、周りに教えてくれる上司や先輩、同僚がいないので、定期的に、自分自身を見つめ直すために、振り返りを行いましょう!
未経験からスクールで、スキルや知識を身につけて、フリーランスになることはできますが、その後、成功できる人は、常にスキルを磨き、知識や情報をしっかり収集しているプロ意識が高い人です。
コミュニケーション能力が低い
フリーランスとして成功するためには、コミュニケーション能力は重要なスキルです。
多くの人は、芸能人や有名人のような特別なスキルや特技を持っているわけではありません。
なので、クライアントは、スキルが同等であれば
- 協調性がある人
- レスポンスが早い人
- 認識合わせができる人
に、自然と仕事を依頼するものです。
つまり、コミュニケーション能力が低いことで、仕事の受注率や継続率が低くなってしまいます。
その結果、営業活動に割かなければいけない時間が増えてしまい、収入が不安定になってしまうのです。
営業活動を意欲的にやっていない
営業活動や人脈づくりを意欲的にやっていないフリーランスも失敗しやすい傾向が強いです。
フリーランスなら仕事や人脈づくりのために
- コミュニティや業界団体に所属する
- 商工会議所など地域とのつながりを持つ
- 交流会やイベントに参加する
ことで、価値ある人脈やフリーランス仲間と出会えるチャンスをつくれます!
また、最近では仕事や求人を仲介してくれる
- フリーランス専門エージェント
- 求人マッチングサービス
- クラウドソーシング
などの便利なサービスが増えています。
「中間マージンで搾取されるから」、「オンラインでのやり取りがしっくりこないから」と、指をくわえて待つよりも、まずは収入を安定させなければ、活動を続けられません。
サービスに依存しすぎることもよくありませんが、時と場合によっては積極的に使うことも大切です。
この記事でわかること フリーランスの廃業理由 フリーランスが廃業しないために必要なこと フリーランスが廃業するときの注意点フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ[…]
成功するフリーランスの特徴とは?
では、フリーランスとして成功している人とは、どのような人でしょうか?
簡単に言うと失敗している人の逆のことを実践できている人です。
具体的には、次のとおりです。
- フリーランスとしてプロ意識が高い人
- 仕事の効率化を図り余裕がある人
- 自分のパフォーマンスに見合った仕事を選べる人
- スキルや知識に対して向上心が高い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 営業活動や人脈づくりを積極的に行っている人
とはいえ、もう少し具体的な内容を知りたい、と思うので成功者が実践していることを具体的にご紹介します!
成功しているフリーランスが実践していること!
では、成功しているフリーランスの人が実践している人が実践していることを見ていきましょう。
プロ意識が高い人が実践していること
私の周りにいるプロ意識が高い人は、以下を実践しています。
- 徹底した準備をしている
- すべてのことに意味づけしている
- ポジティブシンキング
やはり、いい仕事には、徹底した準備が大切です!
クライアントの打合せにあたって、何も準備していない人とクライアントのことを徹底的に調べて、意思疎通ができる人、どっちがいいですか?
そして、すべてのことに意味づけているとは、環境や置かれた状況で言い訳することなく、すべてのことを将来の糧にできる人のことです。
つまり、人生に無駄なことなどなく、常にポジティブな心でものごとを考えられる人は、往々にして成功しているものです。
仕事の効率化が上手な人が実践していること
私の周りの仕事の効率化が上手な人は、以下を実践しています。
- 作業時間の見積りをしている
- しっかり振り返りをしている
- 業務効率化のツールを取り入れる
仕事は、似たような作業の繰り返し、いわゆる「ルーティン」の割合が意外と多いのです。
これもしっかり振り返るからこそ分かることですが、ルーティンであれば、どれくらいの作業時間か見積りできます。
そして、もっと早く完了させることができないか、自らの課題に向き合うためにしっかり振り返ることが大切です。
そして、何よりも業務効率化のためのツールを積極的に取り入れていることも特徴の1つです。
仕事を選べる人が実践していること
私の周りの仕事を選べる人は、以下を実践しています。
- 時給換算で生産性を意識している
成功している人は、パフォーマンスを最大化するために自分の価値基準を持っています。
もっとも簡単で分かりやすい方法として、時給でパフォーマンスを測る方法です。
例えば、年収1,000万円を時給に換算してみてください。年間の休日を124日として算出してみると、以下のとおりの時給となります。
労働時間 | 時給 |
---|---|
8時間 | 5,187円 |
9時間 | 4,610円 |
10時間 | 4,149円 |
11時間 | 3,772円 |
12時間 | 3,458円 |
仕事を選べる人は、報酬と自分のパフォーマンス(作業時間や品質)を時給で考えることで、仕事を選ぶ基準にしているのです。
向上心が高い人が実践していること
私の周りの向上心が高い人は、以下を実践しています。
- 自己投資に一定の費用をかけている
- 向上心が高い仲間やメンターを見つける
やはり向上心が高い人は、自己投資にしっかりお金と時間をかけています。
そして、向上心が高い仲間や師匠とも言えるメンターがいることが多いです。
コミュニケーション能力が高い人が実践していること
私の周りのコミュニケーション能力が高い人は、以下を実践しています。
- 目的・結論から話す
- 話し方を相手に合わせる
- 人の話をしっかりと聞く
コミュニケーション能力が高い人は、話す、聞くという他人との関係の中で様々なテクニックを用いています。
ビジネスにおいては、「目的・結論」から話す、というのはあたり前になっているのですが、実際にできていない人が結構多いです。
また、相手の話の途中で割り込んだり、専門性が高い人が多いため、相手が知らない専門用語でペラペラしゃべっている人も多いのです。
コミュニケーションの基本は、相手の立場にたった会話です。
特にフリーランスは、仕事を受注する立場なので、こちらの話をすることは少ないはずです。
営業活動を上手な人が実践していること
私の周りの営業活動が上手な人は、以下を実践しています。
- コミュニティやセミナーに積極的に参加している
- ギブ&ギブの精神を持っている
営業活動なので、やはり人が集まる場所に積極的に参加している人が多いです。
ただ、何とかして仕事をゲットしようとか、名刺をたくさん交換しようとか、そういった考えで参加している人は少ないです。
この人すごいな、と感じるのは、「人と人をつなげる」ことを積極的に行っている人です。
多くの人は、いい出会いを求めています。それをつなげてくれる人は、両方の人から感謝されます。
そして、まわり回って自分に戻ってくることを直感的に感じているのかもしれません。
まとめ
ここまで、「失敗するフリーランスの特徴」や「成功するフリーランスが実践していること」についてご紹介しました。
ご紹介した内容は、あくまで私が見てきたフリーランスの特徴です。
成功や失敗の定義は、人によって違うので、自分なりの成功のイメージを考えることから始めてもいいかもしれません。
ちなみに、以前、フリーランスの廃業の原因と対策という記事をまとめました。
この記事では具体的なアクションにも言及しているので、ぜひ見てみてください。
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた!!!