- フリーランスが人脈をつくるメリット
- フリーランスの人脈づくりの注意点
- フリーランスの人脈づくりのコツ
フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。
会社員とフリーランスの現役パラレルワーカーの視点で、役立つ情報を分かりやすくご紹介します!
フリーランスには、人脈が必要という声をよく聞きますが、本当でしょうか?
フリーランスとして独立する前や独立してからも、人脈について気になっている人が多いようです。
最近は、「フリーランスエージェント」や「マッチングサービス」、「クラウドソーシング」など、案件を紹介・仲介してくれるサービスが多くあるので、本当に必要なの?
と思っている人が多いと思います。
一方で、サービスに依存してしまうと
- 10年後も同じように仕事できるのか?
- 必要なスキルをキャッチアップできているか?
など、不安を感じることも多いと思います。
そこで今回は、フリーランスの「人脈の必要性」、「人脈をつくるメリット」「人脈のつくり方」をご紹介します!
フリーランスにとって人脈は超重要!
フリーランスにとって、人脈の重要性は、データからも証明されています。
以下は、フリーランス協会が「フリーランスの仕事の受注方法」についてアンケートを取ったデータです。
80%以上のフリーランスが仕事を人脈・知人から受注していると回答しています。
仕事の受注方法 | 割合 |
---|---|
人脈・知人の紹介 | 80.4% |
過去・現在の取引先 | 59.4% |
自分自身の広告宣伝活動 | 30.7% |
求人広告 | 11.9% |
クラウドソーシング | 13.6% |
エージェントサービスの利用 | 12.5% |
シェアリングサービス | 2.1% |
(出典:フリーランス白書2019)
フリーランスが人脈をつくるメリット
フリーランスが、仕事の受注のために人脈をつくる大切さは理解できたと思います。
ただ、人脈は、仕事の受注だけでなく、他にも様々なメリットがあります。
- フリーランス仲間が見つかる
- 経営者・起業家とつながりが持てる
- 業界情報を収集や情報交換ができる
フリーランス仲間が見つかる
フリーランスが人脈づくりで最も重要なことは、フリーランス仲間との横のつながりです。
横のつながりができることで、
- 悩みや課題の相談
- 仕事を紹介してもらえる
- 仕事を発注できる
などのメリットがあります。
悩みや課題の相談
フリーランスは、基本的にすべての業務を1人で行わなければなりません。
しかし、初めての業務や慣れないことも多く、悩みや課題は尽きません。
そんな時に、フリーランス仲間や経験豊富な先輩フリーランスとつながりがあると、気軽に相談できます。
仕事を紹介してもらえる
フリーランスは、独自のチームをつくったり、フリーランス仲間に仕事を紹介する、ということが、かなり多いのです!
紹介された案件を着実にこなし、クオリティの高い実績を残せれば、自然と案件が舞い込んでくるようになります。
フリーランスにとって、横のつながりは仕事を受注するための基盤とも言えます。
もちろん、仕事につなげるためのアピールやスキルアップは不可欠です!
自分をアピールためにも、挨拶のためにもフリーランスには名刺が必要です。名刺の作り方についてまとめた記事があるので、気になる人はぜひチェックしてください!
この記事でわかること フリーランスにとっての名刺の必要性 フリーランスの名刺に載せる項目 フリーランスの肩書の書き方 フリーランスの名刺のデザインやロゴフリーランス・複業・パラレルキャ[…]
仕事を発注できる
特にスキルが高いフリーランスは、クライアント企業やフリーランスからの紹介で、様々な案件や相談が来ることが多くなります。
とはいえ、1人ですべて案件や相談に乗ることは不可能です。
そんな時に、フリーランス仲間がいると、案件を紹介したり、場合によってはプロジェクトチームとして一緒に仕事をすることもできます。
プロジェクトチームを組成できるフリーランスの価値は高いので、クライアントから安定的な仕事の発注につながります。
もちろんフリーランス仲間からは感謝されるので、より深いつながりになり、仕事を受注したり、発注したり、といった正のスパイラルになります。
フリーランスと横のつながりを持つなら、イベントやセミナーがおすすめです!
以下の記事で、おすすめのイベントやセミナーを主催している団体を紹介しているので、チェックしてみてください!
この記事でわかること セミナー・イベントに参加するメリット セミナー・イベントを主催しているおすすめの団体フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こー[…]
経営者・起業家とつながりが持てる
フリーランスに仕事を依頼するのは、中小企業の経営者やベンチャー・スタートアップの起業家が多い傾向にあります。
そのため、自然と経営者や起業家との人脈が形成されやすいです。
経営者と起業家とつながり持てると、仕事の発注だけでなく、
- 経営者の視点でのアドバイス
- 起業家のモチベーションや仕事術
などに触れる機会が増えるため、仕事のモチベーションアップにつながります。
また、経営者の友人や経営者というのは、本当の話なので、経営者・起業家の人脈形成を広げやすい、というメリットもあります。
ただ、経営者や起業家も暇ではありません。
フリーランスとして経験してきた知識や見識など、Win-Winの情報交換ができる相手でなければお誘いは掛からないので、スキルアップや情報収集は必要です!
経営者や起業家とつながるなら、yentaなどのマッチングアプリもおすすめです!
業界情報を収集できる
いまや、技術や業界動向は、日進月歩で革新が進んでいます。
特にIT技術やWebサービスの分野や技術革新のスピードが速く、日本社会だけでなくグローバルの視点でモノゴトを見ていくことも必要です。
しかし、フリーランスは自分一人で世の中の動きや将来の業界動向までキャッチアップすることは、不可能に近いと思います。
そこで、フリーランス仲間や経営者・起業家とのコミュニケーションによって有益な情報を効率よく収集することができます。
フリーランスの人脈づくりの注意点
人脈といっても、むやみに名刺交換したり、FacebookなどのSNSでつながっても無意味なことが多いです。
恐らく多くの人は、この名刺交換やFacebookのつながりだけで人脈があると勘違いしています。
人脈形成で大切なことは、「ギブ&テイク」で言うところのギブの精神です。
誰でも、自分のために努力してくれる人のことは、嫌いにならないですよね?
人間は「返報性の法則」といって、借りを返さないと申し訳ない、という心理が働くと言われているので、ギブの精神でつながりを持つことで、将来につながる関係が築けるのです。
ただ、気をつけたいのは、奪い取るだけの人が存在する、ということです。
これは、はじめから見抜くことは難しいのですが、交流を続けていると自然とわかります。
そういう人とは、付き合っていてもビジネス上も人生の上でも無駄なので、やんわり避けていくこも重要です。
フリーランスの人脈づくりのコツ
フリーランスの人脈づくりについて、3つの方法をご紹介します!
- 交流会・イベント
- 商工会議所
- 友人・先輩
交流会・イベントに目的を持って参加する
フリーランスは、横のつながりを必要としている人が多いので、交流会やイベント・セミナーが多く開催されています。
ただ、目的を持たず参加して、名刺交換するだけで終わってしまうケースが多いようです。
交流会やセミナーは、以下のような目的を持って参加してみてください。
同業種の交流会 |
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異業種の交流会 |
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スキルアップセミナー |
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ただ、あくまでもギブの精神を忘れずに、何か自分の経験や知見が提供できないか、そういう視点で参加することをおすすめします!
商工会議所を利用する
商工会議所は、中小・零細企業の社長や地元の商店街の店主が集まる場所、というイメージの人が多いと思います。
確かに、そのような一面はありますが、地域で事業をされている社長や個人事業主とつながれる場所、という見方もできます。
商工会議所には、多種多様な業種や幅広い年代の事業者が参加するので、交流会とは違った観点の人脈づくりが可能です。
また、商工会議所は、起業や独立のサポートや公的支援を受けられるので、情報収集という意味でも活用をおすすめします。
友人や先輩からの紹介
フリーランスになったことを友人や先輩に伝えたことはありますか?
意外と、友人や知人に自分の仕事について、詳しく話をする機会は、多くないと思いませんか?
しかし、フリーランスは自分で仕事を受注しなくてはいけません!
そこで、友人や先輩などの親しい人にフリーランスの活動内容を伝えて、困っている人がいれば、ぜひ紹介して欲しいと率直に伝えましょう!
自分のことを少なからず知っている友人や先輩であれば、よい人脈を構築しやすいと思います。
まとめ
今回は、フリーランスの「人脈の必要性」、「人脈をつくるメリット」「人脈のつくり方」についてご紹介しました。
フリーランスは、人脈をつくることで、たくさんのメリットがあります。
ただ、人脈だけで仕事を受注し続けても、どこかで手詰まり感が出てきます。
しっかりスキルアップや情報収集すること忘れずに魅力なフリーランスとなれるよう頑張ってください!
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた!!!