- 領収書を保管する理由
- 領収書に宛名が必要な理由
- 宛名なしの領収書のリスク
- 領収書の記載事項
フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。
会社員とフリーランスの現役パラレルワーカーの視点で、役立つ情報を分かりやすくご紹介します!
フリーランスとして活動する上で、経費はとても重要ですよね?
確定申告時に必要経費として計上するために、領収書は必須アイテムです。
とはいえ、
- 領収書を保管するのはなぜ?
- 領収書の宛名は必要なの?
- 領収書の但し書きとは?
- 領収書がないと経費に計上できない?
など、領収書について、意外と気になっている人が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、フリーランスの領収書の宛名や領収書の書き方について、詳しく説明します。
フリーランスが領収書を保管する理由は?
フリーランスにとって領収書とは、何のために、どのような役割があるのでしょうか?
まずは、領収書の目的や役割について解説します。
フリーランスにとっての領収書の役割
フリーランスにとって領収書は、
- 物品やサービスの「提供を受けた証明」と「対価を支払った証明」
- 確定申告時に必要経費として計上するための証明書
という役割を持っているので、必ず受け取って保管しておきましょう!
ちなみに領収書は、料金を支払ったことの証明なので、二重請求の防止にも役立ちます。
確定申告や税務調査
領収書は、青色申告に必要な帳簿の作成に必要です。
また、税務調査の際に経費や取引内容を証明するために、領収書は必要なので、処分してはいけません。
具体的には、
- 青色申告:7年間の保管
- 白色申告:5年間の保管
が義務付けられています!
フリーランスの経費についてまとめた記事もあるので、気になる人は、ぜひチェックしてください!
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フリーランスの領収書に宛名が必要な理由とは?
フリーランスは、領収書を発行してもらう際に、宛名の書き方や宛名が必要な理由について解説します。
フリーランスの領主書の宛名は?
フリーランスの領収書の宛名は、
- 自分の名前
- 屋号
のどちらかを記載してもらいましょう。
屋号は開業届を提出するときに設定できます。屋号について、ご存じない人は、以下の記事をご覧ください!
開業届の提出は必要なの?屋号とは?設定する必要やメリットはあるの?屋号を決める時の注意点は?この記事をご覧になっているあなたは、フリーランスは開業届や屋号について、気になっているのではないでしょうか?[…]
フリーランスの領収書に宛名が必要な理由は?
すでに説明したとおり、フリーランスにとって領収書は、確定申告や税務調査に必要な証明書です。
なので、領収書の宛名が「空欄」や「上様」のように、誰が支払ったか特定できない書き方では、架空経費として疑われる可能性が高まります。
領収書には、必ず「自分の名前」や「屋号」を記載してもらうようにしてください!
フリーランスが注意したい宛名なしの領収書のリスク
フリーランスが、注意したいのは、宛名がない領収書です。
税務調査時に、宛名がない領収書があると
- プライベートの費用を経費に計上している
- 他人の領収書を使用している
など、調査官に疑われてしまう可能性が高まります。
宛名がない領収書の数が少なければ、「うっかり」ということで、疑われる可能性は低いので、絶対に宛名がないとNGということではありません。
しかし、数があまりにも多いと、疑われる可能性が高くなるだけでなく、税務署にマークされてしまい、税務調査の頻度が上がる、などのデメリットにつながることも考えられます。
フリーランスは宛名が無い領収書を経費に計上できるか?
では、フリーランスは、宛名のない領収書を計上できないのでしょうか?
結論は、宛名なしでも、経費の計上することは可能です!
税務調査で調査官が重要視するのは、領収書の「購入日」・「購入場所」・「購入内容」です。
そのため領収書ではなく「レシート」でも代用可能です。
自分で宛名を書くのはNG?
領収書に宛名や但し書きの記載がなかったり、間違っている場合、自分で宛名を書いたり、修正してよいのでしょうか?
結論は、領収書への書き込みはNGです!
領収書は、販売者がすべて記載しなければいけません。また、販売者も控えを保管しています。
そのため、自分で宛名を記載する行為は、有印私文書偽造罪という犯罪に問われることがあるため、絶対にやってはいけません。
フリーランスが注意したい領収書の記載事項
領収書には、宛名だけでなく「日付」や「但し書き」など他にも記載すべき事項があります。
記載事項 | 注意点 |
---|---|
日付 | 年・月・日が正確に記載されている |
宛名 | 自分の名前または屋号が記載されている |
金額 | ¥〇〇〇,〇〇〇― ¥〇〇〇,〇〇〇※ 金〇〇〇,〇〇〇円也 (3桁毎にコンマを入れる) |
但し書き | 商品名が記載されている(品代はNG) |
住所 | 購入店の住所が記載されている |
印紙 | 5万円以上の支払は印紙が必要 |
日付の記載ルール
日付は、実際に購入した日・支払日が「年・月・日」で正確に記載されていることを確認しましょう。
金額の記載ルール
領収書の金額の記載は、改ざんを防ぐために以下の記載を使用します。
¥〇〇〇,〇〇〇―
¥〇〇〇,〇〇〇※
金〇〇〇,〇〇〇円也
また、3桁毎に「コンマ」が記載されているのも改ざん防止のためので、確認しましょう。
但し書き
但し書きには、「具体的に何に対しての支払なのか」を明記しているか、確認してください。
よく「品代」や「お品代」という記載がありますが、「何に対しての支払なのか」不明瞭なので、税務調査で正式な領収書として認められない可能性があるので、注意してください。
フリーランスが領収書を紛失してしまったら?
領収書やレシートは、小さく、数が多いので無くしてしまった、なんてことも多いと思います。
ただ、領収書を無くしたとしても、いくつか代替手段があるので、まとめました。
出金伝票
出金伝票とは、「現金を出金」したという取引を記録する伝票です。
たとえば、
- 領収書をもらうのを忘れたとき
- 領収書を無くしてしまったとき
- 領収書をもらなえいとき
など、出金伝票を発行することで、領収書の代わりに活用できます。
クレジットカードの利用明細
クレジットカードの利用明細は、日付、振込先、金額などが記載されているので、領収書の代わりとして使用できます。
領収書は、整理や保管などの管理が煩雑です。そこで、領収書を管理するテクニックをまとめたので、ぜひチェックしてください!
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まとめ:フリーランスは領収書に宛名を書いてもらう!
今回は、フリーランスの領収書の宛名や領収書の書き方について説明しました。
領収書は、確定申告や税務調査の対応に必要不可欠な書類です。
領収書の宛名は、必ずしも必要ではありませんが、宛名がないことで、大きな問題に発展する可能性もあるので、しっかりと記載してもらうようにしましょう!
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた!!!