フリーランス(個人事業主)は子どもを保育園に預けられる?審査基準が厳しいのは本当なのか実態を徹底解説

この記事でわかること
  1. フリーランスは認可保育園の審査で不利?
  2. フリーランスが保育園の審査に通過する方法
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フリーランスや個人事業主として働くママの中には、在宅ワークで働いていると、認可保育園の申請が通りにくいのではないか、と不安に思っている人も多いのではないでしょうか?

結論から申し上げると、厚生労働省の差別禁止の通達で、在宅フリーランスと会社員は、同じルールで審査されるので、不利な状況は、なくなりつつあります

とはいえ、自治体によっては、まだまだ不利になることもあるようです。

そこで今回は、「フリーランスの保育園事情や保活・審査を有利に進める方法」をご紹介します。

フリーランスは認可保育園の審査で不利?

日本の認可保育園の基準で、会社員よりもフリーランスが不利と言われている理由は、以下の保育指数が原因と思われます。

就労の「居宅内労働(在宅ワーク)」の保育指数が低い

また、一部の自治体では、フリーランスは就労日数や就労時間が不明瞭ということで、審査上で不利になるケースがあるよったようです。

しかし、現在は、居宅外でも居宅内(在宅ワーク)でも、保育指数の点数に差は無くなっています。(詳細は自治体の保育指数を参照してください!)

厚生労働省が在宅フリーランスと会社員の差別禁止

実際に、一部の自治体でフリーランスと会社員との間に保育指数に差別があったことを問題視した厚生労働省が、各自治体に向けて差別禁止を通達しています。

居宅内での労働と居宅外での労働について、一律に点数に差異を設けている市町村がみられるが、居宅内で労働しているからといって、必ずしも居宅外での労働に比べて仕事による拘束時間が短い、子どもの保育を行いやすいというわけではないことから、居宅内での労働か、居宅外での労働かという点のみをもって一律に点数に差異を設けることは望ましくなく、

引用:多様な働き方に応じた保育所等の利用調整等に係る取扱いについて

また、会社員の場合、育児休業制度の休業補償だけでなく、育児休業明けの保育指数の加点がありますが、フリーランスには、加点もないという状況についても、是正するように通達されています。

実際に、編集部で東京都のいくつかの自治体の保育指数を調査したところ、基本的に同一の基準になっていたので、自治体にきちんと浸透しているようです。

就労状況については有利?

保育園の審査基準の中に、

  • 就労日数
  • 就労時間

という項目があります。

つまり、フリーランスは就労日数や就労時間は、自分で決められるので、最高の「基礎指数:11点」を獲得できる可能性が高いです。

また、もう1つのポイントは、

  • 就労中
  • 求職中

という観点です。

妊娠・出産を機に退職をしてから求職をするのと、現在、就労中という状況では、基礎指数に大きな差があります。

求職中は、「基礎指数:1~4点」ですが、就労中は日数・時間にもよりますが、「基礎指数:5~11点」です。

つまりフリーランスは、保活において有利な面もある、ということです。

フリーランスが保育園の審査に通過する方法

ここからは、フリーランスが保育園の審査に通過するための方法や有利に進める方法について説明していきます。

フリーランスと会社員で、審査の基準は、基本的に一緒なので、あとは審査書類の準備書き方記入上のポイントを押さえることで、審査に通過することは十分可能です。

保育園の審査内容をチェック

保育園に試算基準は、自治体によって異なりますが、だいたい以下のとおりです。

1就労日数・就労時間
2内職
3妊娠・出産の有無(出産予定月を中心に5ヶ月以内)
4疾病の有無と状態
5同居の親族の介護
6災害(災害による家屋の損傷など)
7求職(内定・開業予定・求職中)
8就学
9その他(死別・離婚など)

上記の他にも利用調整基準調整指数といって、加点・減点の対象になる指数もありますので、詳しくは、自治体の基準をご覧ください。

保育園の審査では、上記の項目によって育児と仕事の両立の難しさを点数化して、合計点が高い人から入園できる仕組みです。

なので、子育て世代の人口が多い地域では、保育園の競争倍率が高いため、このような相対評価では、どんなに点数が高くても入園できないこともあります。

そのため、どの自治体に住むのかも、実は重要なポイントです。

保育園の審査に必要な書類をチェック

審査内容の基準を証明するために、様々な書類の提出が求められます。

会社員の場合は、会社から勤務証明書をもらい提出するだけですが、フリーランスの場合は、働いていることの証明を自分で行うため、就労状況申告書を提出しなければなりません。

就労状況申告書には、

  • 業種
  • 仕事の内容
  • 事業形態
  • 就労日数
  • 就労時間
  • 直近3ヶ月の収入状況
  • 健康保険(国保・社保・社保の扶養)
  • 税申告(確定申告・源泉徴収)
  • 出産等による就労状況

などを記入します。

また、上記を証明するために、以下のような書類を求められることがあるので、事前に準備しておきましょう。

  • 税務署に提出した個人事業の開業届(控え)
  • 自作した就労証明書(屋号や連絡先などが記載された簡易的な書類)
  • 就労実績表(直近1ヶ月の仕事内容や就労時間を記入したもの)
  • 確定申告書(収入証明書として提出)

ただ、就労状況に関して求められる書類は、自治体によって異なるため、この書類を提出したら絶対に大丈夫、ということはありません。

開業届について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

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保育園の審査を有利に進めるポイント

最後に、フリーランスが保育園の審査で有利な状況をつくるための方法をご紹介します。

なお、以下の方法はフリーランスだけではなく一般的に有効な方法も含まれています。

  • 就労実績表をつくる【フリーランス固有】
  • エージェント案件の仕事を選ぶ【フリーランス固有】
  • 0歳児から入園する
  • 倍率の低い保育園を選ぶ
  • 保育実績をつくる

それでは、詳しく見ていきましょう。

就労実績表をつくる【フリーランス固有】

フリーランスも会社員と同じく週5日、1日8時間以上の就労時間で「保育指数:11点」の最高点数を獲得できます。

ただ、フリーランスは、会社員と違い、出勤日や就労時間の概念がないので、自分で就労実績の書類を準備しておくことで、点数を稼ぐことができます。

エージェント案件の仕事を選ぶ

就労実績をつくると言っても、自分で仕事を受注するのは難しい人も多いでしょう。

そこで、フリーランス向けエージェントやサービスから案件を受注することで、契約書が就労証明書として利用できます

ただ、フリーランス専門エージェントの多くが、常駐型の案件になるので、在宅・リモートワークなどを希望している人は、以下の記事をご覧ください。

週2~3日などの複業・副業向きのサービスを中心に在宅・リモートワークに特化したサービスをご紹介しています。

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0歳児から入園する

0歳児からの入園は、競争倍率が比較的低いので狙い目です。

1歳や2歳児の場合は、在園児の下級クラスの進級が優先されるので、残りの人数が少なく、転園などがない限り、入園はかなり厳しいのです。

ただ、0歳児は、もともと保育できる人数の上限も少ないので、気をつけましょう!

倍率の低い保育園を選ぶ

人気の認可保育園は、特に競争倍率が高いので、かなり厳しい戦いになります。

実際に、私の知り合いも認可保育園を希望して、結局2年近く保活を続けていますが、いまだに入園できず職場に戻れない、という状況です。

倍率が低い理由は、もちろん理由はあると思いますが、ちゃんと見学することで、多くの疑問や懸念は解消される、という声が多いのも事実としてあります。

選り好みしすぎて、機会を逸してしまい、キャリアに影響が出ては元も子もありません。

2年以上ブランクがあると、現場に戻ることも難しいと思います。そういう時は、隙間時間や在宅できる複業・パラレルワークがおすすめです。

以前、パラレルキャリアで働きたい女性におすすめの複業サービスをまとめた記事があるので、ぜひチェックしてみてください。

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保育実績をつくる

仕事と育児の両立が難しく、認可保育園の審査を待っている余裕がない人は、まずはベビーシッターや一時保育、認可外・無認可保育園に預けることで、保育実績をつくる方法も有効です。

つまり、家事・育児と仕事の両立が難しいことの証明となります。

ファミリーサポートサービスの利用を検討しよう

ファミリー・サポート・センターというサービスをご存じですか?通称「ファミサポ」と呼ばれています。

ファミリー・サポート・センターは、地域の子育てと仕事と介護の両立を応援してくれるサービスで、互助会のような仕組みです。

育児について具体的なサービスは、

  • 保育施設までの送迎を行うこと
  • 保育施設の開始時までまたは終了後に子どもを預かること
  • 放課後や学童保育終了後に子どもを預かること
  • 子どもが軽度の病気の場合などに臨時的に終日子どもを預かること
  • 冠婚葬祭や他の子どもの学校行事の際、子どもを預かること。
  • 買い物などの外出の際、子どもを預かること

など、ちょっとした用事や忙しい朝・晩に子ども預けたり、送迎を行ってくれるサービスです。

対象は、生後3ヶ月から10歳未満、平日7:00~20:00、休日も相談に応じて可能です。

なお、ファミサポは、ベビーシッターや家政婦とは違うサービスですが、1時間あたり800円で利用できるので、非常にリーズナブルです!

保育園とは違いますが、働くフリーランスのママにおすすめのサービスですので、ご紹介させていただきました。

 フリーランスの保育園事情まとめ

今回は、フリーランスの保育園の審査について対策や有利に進めるポイントをご紹介しました。

フリーランスの保活を有利に進めるポイントは、

  • 就労実績表をつくる【フリーランス固有】
  • エージェント案件の仕事を選ぶ【フリーランス固有】
  • 0歳児から入園する
  • 倍率の低い保育園を選ぶ
  • 保育実績をつくる

と、ご紹介しました。

昨今、働き方改革の影響で、フリーランスという働き方やフリーランサーに注目が集まっています!

その影響で、これまでフリーランスに不利だった社会保険などの制度も改正が検討されています。

子育てと仕事の両立をしやすい仕組みにも期待したいですね。

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

フリーランスと会社員の現役パラレルワーカー「こーへい」
こーへい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた!!!