今回は、ワースタさんご協力によるインタビュー記事です。
複業支援サービス「ワースタ」を利用しながら、YouTubeチャンネル育成支援 、YouTuber※、企業のWebマーケティングコンサルをしている佐藤さんに取材をさせていただきました。
※自分のアカウントは顔出ししていない
佐藤さんは1月から本業の勤務条件を変更して、週3出勤となり、2020年は空いた分の時間を活用してパラレルワーク(複業)の仕事をもっと増やしていく予定だそうです。
佐藤 稜太(Ryota Sato)
新卒で飲料メーカー入社。
他社で通用するスキルが身につかない業務内容だったため漠然と将来に不安を持って日々を過ごしていたが、たまたまYouTubeを見てる時に、この動画自分の方がもっと上手く作れる!と思う動画に出会い、そこから自分でYouTube動画をあげることスタート。
YouTubeをきっかけにデジタルマーケティングに興味を持つ。
その後、広告代理店に転職し様々な企業の成長を支援。
現在、ITベンチャーへ転職し、人材事業のマーケターとして、事業拡大に従事。入社半年で事業部リーダー会議のメンバーに選出されるなど活躍中。
会社員の傍ら、自身のYouTubeチャンネル、YouTuberやインスタグラマーなどのインフルエンサーを0から育成。
マーケティングコンサル、マーケティング・広告講座、法人向けweb広告内製化支援など自身の経験を活かしデジタルマーケティング領域で複数事業を展開。
複業は時間の使い方が大切
― 今日はお仕事帰りですか?
はい、仕事帰りです。
本業は求人サイトのマーケッターをしています。
― 普段残業とかないんですか?
残業はほぼないですね。複業するなら残業あると厳しいですから。
前職が広告代理店だったんですけど、そこが残業時間が多かったんですよ。
その頃から、 個人的にYOUTUBEや、企業のwebマーケティングコンサルの相談を受けたりしてたのですが、とにかく忙しかったです。
平日の稼働はまず無理でしたし、本業が広告代理店なので、結構お客さまの依頼に左右されるので、スケジュールが組み立てづらく、やりづらさを感じてましたね。
今は残業がないので、複業を無理なく行うことができてます。
複業は、いろいろ働き方あると思うんですけど、やっぱり自分を資本にして仕事をするってなると、時間が当然一番重要になってきますね。
複業とのワークライフバランス
―複業のスケジュールの組立て方などありますか?
複業において、平日だと僕はどちらかというと夜型ですね。
大体1日の流れだと、8時ぐらいに起きて準備して、10時に出社。
19時まで本業の仕事をして、20時ぐらいに帰宅後、作業が始まります。
―案件内容で一日の業務時間など変わってくるのですか
そうですね。
基本的には定常でコンサル入っている会社さんがメインで、あとはスポットも今、重なっているので、複業の作業時間は時期によって違いますね。
― 実際にどんな業務を行っているのですか
スポットでは集客の企画を考えて資料作成したり、「Web広告運用を内製化したい」みたいな要望もあるので、広告やマーケティング講義の資料を作成したりします。
あとは、特に作業がない時は、 YOUTUBE動画を作成してますね。
ただYOUTUBEに関しては、なかなか時間が取れなくなってきて、今は自分で効果検証した再現性ありそうな施策を他の方に再現してもらうために仕込み中です。
― なるほど。それがYOUTUBEのコンサルティングですか
そうですね。あとtoB向けに、自社でYOUTUBEチャンネルを作るプロジェクトのディレクションも行っています。
なので、toB向けのコンサルと個人Youtuber活動の両方で収益を得るみたいな感じですかね。
― プライベートも仕事みたいな感じですかね
はい、仕事が趣味みたいになってしまっていますね(笑)
あっでも業務調整しつつ、日曜日だけは気分転換していますね。
異業種からのキャリアチェンジ
― 佐藤さんは広告代理店の前は、まったく違う業種で働いていたんですよね。
はい、飲料メーカーで自動販売機の補充をしていました。
そこから異業種の広告代理店へ転職しました。
いま思えば、完全にポテンシャル採用でしたね(笑)
ただ、結構苦労した点もあって、飲料メーカーでやっていた業務が、担当している自動販売機100台くらいを欠品しないように回りながら、「自動販売機置かせてもらえませんか」みたいな営業も行うスタイルなんです。
僕は当時、営業が苦手でうまく魅力が伝えられなかったんですよね。
それは転職の時も同じで、面接時にうまく自分の魅力を表現できず、結構不採用の時期が続いてしまいました。
でも、不採用が続いてく中で、本当に自分のやりたいことは何なんだろうって思ったら、その当時からやっていたYOUTUBEが頭に浮かんだんですよ。
そこで思い切って、「YOUTUBEで これぐらいの規模のチャンネルをやっています」って職務経歴書に書いてみたんですよ。
すると、意外なことに面接担当者の反応がよくて、興味を持ちはじめてくれたんですよね。
当時、複業とかよくわからなかったので、飲料メーカーの仕事以外の事を職務経歴書に書いたらまずいのかなと悩んだのですが、もう別に嘘ついている訳じゃないし、全部出しちゃおうと思って、吹っ切れましたね!
ゴールデン街からつながる人脈
― パラレルキャリアを始めたきっかけを教えてください。
最初のパラレルキャリアのきっかけは、本業の広告代理店の仕事をやっているときでしたね。
個人的に飲みに行くのが好きなので、当時、休日に新宿ゴールデン街とか、色んな所を飲み歩いていました。
飲んでいる中で1人の社長さんと仲良くなり、広告のことについて教えてくれないかと頼まれたんですよ。
堅苦しい契約とかじゃなくて、仲がいいから普通に友達に教える感覚でレクチャーしました。
そこから社員にも広告のことを教えて欲しいと頼まれたので、広告代理店での知見を活かして、社員のみなさまに、レクチャーしたのが始まりですね。
そんな感じで、WEB集客全般のディレクションと、ITが苦手な会社でしたので、Excelも教えてましたね。
― 2019年はいかがでしたか?
2019年に入ってからは、転職をして、ワースタを始めてから、つながりがさらに広がりましたね。
お話を聞いているうちに、どんどん紹介いただいて、仲良くなった人と飲みに行って、またつながったりと。
ワースタは、感度が高い人が多いので、つながりやすいですね。
― インフルエンサーの育成もされているとお聞きしたのですが
そうですね、インフルエンサーの育成に関しては、最初に支援させて頂いた会社の新規事業としてYOUTUBEチャンネルを開設して、そこに僕が指導したYOUTUBERたちに稼働してもらう形をとらさせていただいてます。
安定的にメディア、YOUTUBE経由の収益を積み上げて行けるように支援を行っています。
複業のために環境を変える
― 本格的に複業を始めたのは2019年頃なんですか
はい、2019年からになりますね。
― 何かきっかけってありましたか。
単純にもう行けるかなって思ったとか、そもそも複業がやりたくて、転職したのか。
両方ですね。複業やりたくて転職したっていう所もありますし、正直なところ広告代理店に勤めていて、一定のスキルはついたけど給与が上がりづらいなと感じていました。
収益という観点で言えば、YOUTUBEに時間を使ったほうが稼げるんですよね。
僕が勤めていた、広告代理店は、当時拘束時間も長かったので、本当にこれでいいのか悩んでいました。
また、広告代理店だと複数のクライアントを抱えているため、予算金額が小さいお客さまに対してどうしても会社の利益を考えた場合、かけられる時間が少なくなってしまうというのが私が所属していた当時の実情でした。
そのことに関して、すごく申し訳ない気持ちと、罪悪感があって、予算の大小に関わらず、困っているお客さまの課題を解決したい気持ちと、会社としての利益の追求のジレンマにずっと悩まされ続けていました。
それなら、事業会社で1つのサービスに対して、自分の力を全力で注ぐほうが向いているなって感じたんです。
もちろんお金を稼ぎたかったという気持ちもありますし、人から認められたいという承認欲求もあったと思うんです。
複業の魅力は適正な市場価値と承認欲求
― 佐藤さんにとって複業の魅力って何ですか
そうですね、自分でとってきた仕事だからこそ喜びがあるみたいな。
会社の担当者としてだと、あの会社の佐藤さんになるんですけど、複業だと完全に個人なので、それが普通にシンプルにやりがいだったりとか、普通に嬉しいし、承認欲求も満たされるし、金銭的にもいい。
繋がりも増えたりするのも楽しいですし、それによってお仕事の話も頂いて、なんか漠然とした将来の不安も和らぐというか。
あとは、繋がるのが経営者の方が多かったりするので、経営者の視点も勉強になります。
なにより、自分の市場価値がわかったという点が大きいですね。
自動販売機の補充をしてた頃の、漠然とした将来の不安はなくなりましたね。
もちろん 今の自分が完璧だとは思っていないのですが、その当時から見るとよっぽどストレスがない毎日を送っています。
― 他にも複業をして変わったことってありますか?
本業の給与交渉の言い辛さがなくなりましたね。
前だったらなんか理不尽なこと言われて、やりたくないけどやらなきゃなっていうのを、やりたくないですって平気で言えちゃう(笑)
会社の依存みたいなのが、なくなりますね。
別に今の会社普通に好きなんですけど、だからといって、普通に月額のお給料もらうために依存するみたいなのはお互い良くないと思うので、市場水準での適正な給与交渉の話も、副業をやったからこそ言いやすくて。
提示する給与条件もハッタリをかましている訳じゃなくて、他社から提示されている条件をベースにしているので、適正だと自信をもって言えますね。
複業=時間の切り売りではない
― 複業をはじめて、イメージと違ったことや注意したほうがいいことってありますか
多分最初は僕もそうだったんですけど、本業プラスオンで何かをするので、普通に土日遊んだり平日飲みに行っていたりする時間は確実に少なくなりますね。
リアルな話をするとちょっと夢がないかもしれないですけど、最初から効率的にパラレルワークできる人はいないと思っています。
最初は、自分の時間のすべてを犠牲にして稼働して、段々自分ができる範囲はここまでだなってわかってきて効率化されていくものかなと。
最初に、Maxで稼働することになるので、寝る時間減るし、疲れるし、土日の時間も減るし、大変かなと思ってます。
効率的に仕事が行えるようになるまで1年くらいは本当にしんどいです。少なくとも僕の場合はそうでしたね(笑)
その中で、スキルアップしていき、少ない時間でも単価を上げて行くことを覚えるまでの間は正直大変だと思います。
最初は時間がかかるというのは、僕は当たり前かなとは思っているんですけど、注意していただきたい点ですかね。
― 他にも何かありますか?
注意してほしいポイントで言うと、時給単価が上がりづらく、市場価値の高いスキルが身につかないジャンルの仕事はあんまりやらない方がいいかなって。あぁ、これはもう伸びしろないな、みたいな。
最初に時間かかって大変だって言ったのは、時間単価を上げるために頑張っているのであって、単価が上がらないものは、自分の時間を拘束されているだけなので、続かなくなったらその分の報酬が下がるだけになってしまいますし、得られるスキルもなかったら次の仕事に活かしにくいです。
身体的にもしんどくなっちゃうと思うので、ちゃんと時間を最初に使うのはしょうがないですけど、限られたリソースで、何に時間を使うかっていう部分は気をつけないと、続けられなくなりますね。
複業が注目されるようになってきて、結構大手のメディアもはき違えている情報発信がたまにあるなと感じているのですが、複業を特集するするけど内容が、仕事が終わった後に時給単価の上がらないジャンルの内職をするみたいな。
時間を切り売りしてとかではなく、自分が当たり前に思っていたスキルを他社にスライドさせることによって、現状の1.5倍とか2倍の価値をもらえるみたいなことが複業なんじゃないかと思うんです。
なので、時間と仕事選びは、常に意識しています。
― でもやってみないとわからないってこともあるんですよね
そうですね。やっぱりそこも経験して、自分で選んで行くのが大事なのかなと。
正直やってみなきゃ分からないって所があるので、最初時間がなくなっちゃうっていうのは、認識しておかないといけないですし、デメリットと言われればデメリットになりますね。
自分自身のブランディングを強めたい
― 最後に今後の展望をお聞かせください
マーケイベントとかで登壇できるようになりたいですね。
自分自身のブランディングをもっと強めて行って、マーケティング関連の仕事を貰えるといいかなと思います。
YOUTUBE広告の最適化や企画だったら、広告代理店で出来る人はいっぱいいるんですが、YOUTUBEチャンネルを0から育てるということを再現性を持ってできる人ってあんまりいないんじゃないかなと思っているので、そこが自分の強みかなと思っています。
企業のYoutubeチャンネルの育成支援や個人Youtuberのプロデュースなど、Youtube関連の仕事は、今後も注力して行きたいです。
あとは、YOUTUBEをやっている人達が、情報交換できるコミュニティも作ってみたいですね。
問題の解決や、仲間同士のコミュニケーションなど、つながりを作っていきたいです。
1月から本業の勤務条件を変更して、週3出勤になったので、2020年は空いた分の時間を活用してパラレルワークの仕事をもっと増やしていく予定です。
「ワースタ」
会社名 | 株式会社Billage |
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URL | worsta.com |
住所 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-2 新陽ビル902 |
事業内容 | 人材関連事業、組織・人事コンサルティング事業、メディア事業 |
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