- フリーランスは福利厚生費を経費にできない
- フリーランスが福利厚生を利用する方法
- フリーランスにおすすめの福利厚生サービス
フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。
会社員とフリーランスの現役パラレルワーカーの視点で、役立つ情報を分かりやすくご紹介します!
福利厚生費って聞いたことありますか?
福利厚生とは、「健康診断」、「スポーツクラブ」、「旅行」など、企業が従業員の健康や生活のサポートのために様々なサービスを提供したり、その費用を補助することです。
フリーランスも健康診断やスポーツクラブを利用することはありますが、「福利厚生費」は経費で落とせないのでしょうか?
そこで今回は、フリーランスの福利厚生費の経費やおすすめの福利厚生サービスについてご紹介します。
フリーランスは福利厚生費を経費にできない?
フリーランスになると節税対策のために、経費に計上できるものは、すべて経費にしたいと思っている人も多いと思います。
結論からお伝えすると、フリーランスは福利厚生費を経費に計上できません!
福利厚生費とは?
そもそも福利厚生費とは、「企業が従業員の福祉向上のために支払う経費」です。
つまり、フリーランスには従業員がいないため、福利厚生に該当するものが存在しないため、経費に計上できない、ということです。
青色事業専従者は従業員ではない?
個人事業主として開業届を提出しているフリーランスの中には、青色事業専従者として働いている家族がいる人もいます。
では、この青色事業専従者に対して、福利厚生費を支出した場合は、経費に計上できるのでしょうか?
残念ながら、青色事業専従者であっても、福利厚生費の対象外です!
フリーランスは名目は違うが利用できるもの
では、福利厚生に関わる費用をまったく経費に計上できないのでしょうか?
従業員がいないので、福利厚生としては計上できませんが、例えば、
- 接待を目的とした食費は「接待交際費」
- 調査を目的とした旅費は「旅費交通費」
など、「事業に関連する」費用であれば、福利厚生とは違いますが、別の形で経費に計上することはできます。
フリーランスの経費について、詳しい内容を知りたい人は、以下の記事をご覧ください!
この記事でわかること 経費になる・ならないの基準 経費に計上できる費用と勘定科目 家事按分フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@k[…]
フリーランスが福利厚生を利用する方法
フリーランスは、福利厚生費を経費に計上できないことは、理解いただけたと思います。
とはいえ、福利厚生サービスは利用したい、できれば安く、と思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで、大企業の福利厚生と同じレベルの福利厚生サービスやフリーランスにおすすめの福利厚生サービスをご紹介します!
クラウドソーシングサービスによる福利厚生サービス
フリーランスの案件受注に必要不可欠なクラウドソーシングサービス。
そんなクラウドソーシングサービス最大手の「クラウドワークス」と「ランサーズ」の2社では、会員登録と条件を満たすことで、手厚い福利厚生サービスを提供してくれます。
ランサーズ|フリーランストータルサポート
「ランサーズ」の会員向けの福利厚生サービスです。
加入条件 | ランサーズで過去3ヶ月連続5,000円以上の報酬獲得 |
サービス |
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上記の他にもスキルアップ支援やパートナー企業のサービスを優待価格で利用できるなど、様々な特典が用意されています。
クラウドワークス|フリーランスライフサポート
「クラウドワークス」の会員向けの福利厚生サービスです。
加入条件 | クラウドワークスで毎月3,000円以上の報酬獲得 |
サービス |
|
上記の他にもスキルアップ支援やパートナー企業のサービスを優待価格で利用できるなど、様々な特典が用意されています。
福利厚生代行会社による福利厚生サービス
福利厚生代行会社のサービスは、個人でも契約できます。個人利用の場合は、利用できないサービスもありますが、ほとんど同じなので、登録の価値は十分あると思います。
ベネフィット・ステーション
ベネフィット・ステーションでは、月330円で140万件以上のお得な特典を利用できます。
- エンタメ:夫婦で映画1,000円OFF
- レジャー:家族4人で水族館1,000円OFF
- 国内宿泊:国内リゾートホテル3,000円~
- スポーツ:スポーツクラブ都度利用が優待価格
- レンタカー:レンタカーが最大55%OFF
- 語学:英会話スクール入学金が無料
クラブオフ
クラブオフは、大手福利厚生代行サービス会社「リロクラブ」が運営しているサービスです。
クラブオフは、企業や特定サービスの会員であれば利用できるので、ベネフィット・ステーションのような個人契約はありません。
フリーランスの場合は、以下のサービスを利用することで、無料で「クラブオフ」を利用できるのでおすすめです。
- 特定のクレジットカード
- 特定の生命保険会社
- 特定のプロバイダ
フリーランスなら「クラブオフの無料利用」もできる事業用クレジットカード がおすすめです。
ちなみに、事業用のクレジットカードの年会費は、経費として計上できます!
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公益団体による福利厚生サービス
商工会議所や個人事業主をサポートする団体が提供している福利厚生サービスもあります。
CLUB CCI
商工会議所を提供する福利厚生サービスです。月々1,100円から利用できます。全国各地の保養所・ホテルの優待利用やスポーツクラブも会員価格で利用できます。
あんしん財団
中小企業やフリーランス向けの福利厚生サービスです。月々2,000円で24時間ケガの補償や災害防止サービス、法律・税務・登記などの専門家に相談できます。
フリーランスにおすすめの福利厚生サービス
フリーランスの福利厚生サービスならプロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会が提供している「ベネフィットプラン」というサービスがおすすめです!
年間12,000円の会費で、
- フリーランス賠償責任保険への自動加入
- 所得補償保険も任意加入できる
- 福利厚生サービス「WELBOX」への自動加入
- コワーキングスペースの優待利用
- ジョブマッチングサービス
- 家事代行の優待利用
など、さすがフリーランス専門団体が提供しているサービスだけあって、充実した内容です。
まとめ
今回は、フリーランスの福利厚生費の経費とおすすめの福利厚生サービスについて説明しました。
フリーランスは、従業員ではないため、福利厚生費を経費に計上できません。
福利厚生サービスを利用したい人には、経費にはできませんが、クレジットカードの会員サービスやクラウドソーシングサービスを利用することで、実質無料で利用することも可能です。
フリーランスにとっても余暇や健康増進は、重要なことなので、できれば無料でお得に利用できる福利厚生サービスを見つけてみてください。
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた!!!