エンジニアが副業を始める前にチェックする12のポイント!

エンジニアは、パラレルワーク(複業)や副業がしやすい仕事と言われています。

在宅でも働きやすい上、スポットで案件受注もしやすいことから、エンジニア向けの人材サービスやマッチングシステムもたくさん登場しています。パラレルワーク(複業)や副業を推奨する時代になりつつあるため、副収入ゲットやキャリアアップにも効果的な働き方だと言えるでしょう。

しかし、実際にパラレルワーク(複業)や副業に乗り出す際には、前もって把握しておくべきチェックポイントがいくつかあります。

今回は、そのチェックポイントを12個、詳しく解説していきます。

パラレルワーク(複業)や副業に興味を持っているエンジニアのあなたは、是非チェックしてみてください。

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パラレルワーク(複業)とは?

パラレルワーク(複業)とは?

はじめに、パラレルワーク(複業)について簡単に説明しておきましょう。

「パラレルワーク」とは、同時並行でビジネスに取り組むことを指す言葉です。「複業」という漢字をあてる通り、「収入源をいくつも持ち、ひとつの仕事に依存しない働き方」と定義できます。

「副業」とは少しニュアンスが異なります。こちらは、あくまでひとつの本業(エンジニアの場合、多くは正社員や常駐の勤務先)を持ち、あくまでサイドビジネスとして取り組む仕事のことを指すものです。

パラレルワーク(複業)に取り組むということは、「高収入」「キャリアアップ」「リスクヘッジ」など様々なメリットを得るきっかけにもなるでしょう。

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複業と副業の違いは?

パラレルワーク(複業)を始める前にすべきこと

それでは、エンジニアが実際にパラレルワーク(複業)や副業に乗り出す前に、チェックしておきたい内容を紹介していきます。

業務内容

ITエンジニアがパラレルワーク(複業)や副業で取り組みやすい仕事内容は、やはりパソコンひとつで進められるものでしょう。

以下は、エンジニアがスキルや経験を活かして働きやすい仕事の一例です。

エンジニアが働きやすい仕事

  • システムの開発・運用
  • アプリの開発・運用
  • WEBサイトの作成
  • WEBデザイン
  • 販売サイトの構築・運用
  • WEBマーケティング・SNS運用
  • 動画や写真、音楽などの撮影・編集

業務内容は、「自分が働きやすいこと」か「自分がこれから伸ばしていきたいこと」のいずれかにこだわって検討すると良いでしょう。

報酬の形態

パラレルワーク(複業)や副業において、報酬形態はきちんと確認しておかなくてはいけません。

成果物に対する報酬効率が良い収入を得やすい、成果物のレベル設定が難しい
作業量に対する報酬時給制で安定した収入が得やすい、高収入が目指しにくい

上記2パターンが、主な報酬形態です。

それぞれメリット、デメリットがある働き方なので、その他の業務との兼ね合いや、将来の展望と照らし合わせて考えましょう。

時にはクライアント側と交渉する必要もあります。

契約書の必要性

パラレルワーク(複業)や副業をする際は、可能な限り契約書を取り交わすようにしましょう。

特に、単価の大きい仕事をする場合は、リスクヘッジのためにも欠かせないポイントです。

あなたとクライアント、お互いの利益を守れるようにしましょう。

契約書は、以下のポイントを抑えて作成するのが好ましいです。

契約書のポイント

  • 業務範囲
  • 報酬(支払い方法、振込手数料、支払い期限などを含む)
  • 着手金(有無、金額など)
  • 納品(検収や修正対応の詳細について)
  • 瑕疵担保責任(対応日数)
  • キャンセル料(有無、金額など)
  • 仕様書の変更
  • 著作権
  • 秘密保持
  • 不可抗力(責任の有無、以降の対応について)

クラウドソーシングを利用する場合は、契約書を用意しないケースも多いです。

これは、前述したような内容の一部が、クラウドソーシングの利用規約に含まれているためです。最低限の権利や報酬についてはカバーされています。

ただし、案件ごとの細かい条件は、利用規約ではカバーできないことも多いため注意してください。

税金と確定申告

パラレルワーク(複業)や副業をする際、特に注意したいのが税金関係の手続きです。

しかるべき手続きをきちんとおこなわないと、思わぬところでトラブルに発展してしまうケースも少なくありません。

最悪の場合、脱税の罪に問われることもあります。

20万円以上の所得は確定申告が必須

パラレルワーク(複業)で年間20万円を超える所得がある場合は、確定申告をする必要があります。

あくまで「所得」なので、売上自体が20万円以上あったとしても、「売上-経費」で20万円を下回ってしまう場合、確定申告の必要はありません。

ただし、副業の場合は確定申告は必須です。副業以外にサラリーマンのような本業がある場合、20万円以下の所得でも、税務署に申告する必要があります。

保存義務がある

エンジニアが前述したような仕事でパラレルワーク(複業)や副業をする場合、所得の分類は「雑所得」や「事業所得」になります。

たとえ確定申告をしなかったとしても、経費関連の領収書やレシートは、一定期間保存しておかなくてはいけません。

「青色申告」か「白色申告か」

確定申告は、「青色申告」か「白色申告」のどちらかでおこないます。

青色申告」は、最大65万円の差引が受けられる「青色申告特別控除」があるため、高い節税効果が期待できます。赤字を3年間まで繰り越せる「純損失の繰越し控除」もありますし、家族が事業を手伝ってくれた場合は「青色専従者給与」として給与をすべて経費にあてることも可能です。

不動産所得や山林所得の人もおこなうもので、日々の取引を帳簿につけて申告します。

ただし、あらかじめ「開業届」や「青色申告承認申請書」を税務署に提出し、承認を受けなくてはいけません。

また、確定申告時は原則複式帳簿で記録した帳簿を提出しなければならないので、手続きに労力がかかります。

パラレルワーク(複業)や副業に本格的に取り組む場合におすすめの方法でしょう。

白色申告」は、青色申告の申請書を提出していない人がおこなうものです。

かつては帳簿提出は義務ではありませんでしたが、2014年以降は「帳簿への記帳」と「帳簿等の保存(期間5~7年)」の提出も義務づけられるようになりました。

決算書は収支内訳書のみ、帳簿も原則簡易帳簿で良いため、税制上の優遇が少ない分、手間や労力が省略できるというメリットがあります。

手続きがシンプルで済むので、パラレルワーク(複業)を始めたばかりの人や、コンパクトな副業のみ取り組む人におすすめの方法と言えます。

税金の還付

パラレルワーク(複業)や副業で仕事をすると、あらかじめクライアントが源泉所得税を差し引いて報酬を振り組むことが多くなります。

税金を前払いしている状態ということですね。

そのため、確定申告をきちんとおこなうと、支払い済の源泉所得税がかえってくることがあるので注意しましょう。

確定申告ソフトの利用がおすすめ

税金関係はどうしても手続きが複雑になりやすく、パラレルワーク(複業)や副業に乗り出したくても、ネックに感じて踏みとどまってしまう人が少なくありません。

そんな人におすすめなのが、確定申告ソフトの活用です。

エンジニアの場合は、パラレルワーク(複業)や副業と言えど、経費の記録と収入の記入程度で済みます。ソフトを使用すれば、出入りした金額を記録かるだけで、簡単に確定申告の準備ができます。

以下はおすすめの確定申告ソフトの一例です。

青色申告の場合

  • マネーフォワード クラウド確定申告(ベーシックプラン)
  • やよいの青色申告シリーズ
  • みんなの青色申告
  • ツカエル青色申告
  • freee(フリー)
  • やるぞ!青色申告

白色申告の場合

  • マネーフォワード クラウド確定申告(フリープラン)
  • やよいの白色申告オンライン

会社にバレるのか

副業の場合、「会社にバレるかどうか」を気にする人も多いでしょう。

会社員の場合、住民税の金額から副業がバレることは多いです。

確定申告をおこない、トータルの収入に見合った住民税が会社を通して請求されるためね本業以外の収入の存在が明るみになってしまうのです。

そのため、会社に副業を隠したいときは、住民税を給与天引きの「特別徴収」ではなく、個人支払いの「普通徴収」にするのがおすすめです。

また、周囲に副業について話していたり、本名を出して副業をしていたりすることでバレるケースも少なくありません。

会社に副業を隠したいのであれば、「親しい相手にも副業の話は漏らさない」「名前が出る案件は屋号やニックネームでおこなう」などの事前対処がおすすめです。

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就労規則

就労規則

本業の会社を持つエンジニアが副業をする場合、大前提として就労規則に違反していないかをあらかじめ確認しておく必要があります。

法律上では、公務員をはじめとした一部の職業をのぞいて、副業は禁止されていません。

2018年に厚生労働省が発表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、「モデル就業規則」からこれまで規定されていた副業禁止が削除されています。

ただし、例外もあります。以下の条件を満たす場合は、就労規則上で副業を禁止することができるのです。

  • 労務提供上の支障がある場合
  • 企業秘密が漏洩する場合
  • 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
  • 競業により、企業の利益を害する場合

実際に、副業を理由として懲戒処分や解雇処分を受けた例も少なくありません。

規約違反の正当性をめぐって、裁判になった例もあります。

たとえ訴えが認められたとしても、裁判は時間、体力、気力、費用など様々な面から疲弊します。

周囲との軋轢を生み、あなたの副業が認められたとしても、本業の会社に居づらくなってしまうケースもありえるでしょう。

パラレルワーク(複業)や副業を安定したペースで進めるためにも、事前に就労規則に違反していないことを確認することは欠かせないのです。

一方で、社会は副業に対しオープンになりつつあるのも事実です。

特にIT業界やエンジニアの場合、将来はフリーランスや独立を考える人も多く、上記の就労規則に違反していなければ、むしろ推奨するケースもあるほどです。

下記企業は、副業を許可している有名会社の一例です。

[aside] 副業を許可している有名会社

  • 株式会社ウィルフォワード
  • 株式会社クラウドワークス
  • 株式会社サーチフィールド
  • サイボウズ株式会社
  • 株式会社ディー・エヌ・エー
  • ソウ・エクスペリエンス株式会社
  • ダイヤモンドメディア株式会社
  • 株式会社ダンクソフト
  • 株式会社新生銀行
  • 株式会社サイバーエージェント
  • ヤフー株式会社
  • ランサーズ株式会社
  • LIFE STYLE株式会社
[/aside]

事前許可制を導入していたり、月々副業にかける時間や収入額を制限しているところもありますが、むしろ制度化されている企業であれば、副業の存在はオープンにした方がキャリアが拓けやすいケースもあります。

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ワークライフバランス

ワークライフバランス

副業やパラレルワーク(複業)には様々なメリットがありますが、一方でワークライフバランスを崩しやすいというデメリットもあります。

複数の仕事に追われるようになるため、正社員一本であれば取れた休憩が取れなくなったり、土日返上で働かなくてはいけなくなったりするパターンも珍しくありません。

家族サービスの時間が減ってしまったり、家事や育児に割く時間が減ってしまったりして、トラブルに発展してしまう危険性もあるでしょう。

そのため、パラレルワーク(複業)や副業にチャレンジするエンジニアは、ワークライフバランスを上手に取れるように工夫するようにしましょう。

スケジュールの組み方や、休憩時間の取り方、休日の確保などを計画的かつ柔軟におこなうことによって、ワークライフバランスは取りやすくなります。

たとえ独身であっても、健康を維持するために、適度なリフレッシュを取る必要があります。どんな仕事でも、身体はもっとも重要な資本ですよ。

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仕事を得る方法

パラレルワーク(複業)や副業に取り組むエンジニアにとって、「どのように仕事を確保するか」は非常に重要なポイントです。

なるべく条件が良く、あなたの理想に合った仕事をすることで、収入アップやキャリアアップ、ワークライフバランスの向上など様々なメリットを得られるからです。

いざパラレルワーク(複業)や副業に乗り出す際には、自分に適した案件の確保方法(=営業方法)を検討し、ある程度固めておくのが良いでしょう。

案件同士の隙間を開けず、コンスタントに仕事がある状態にするのも重要ですよ。

以下は、エンジニア向けの方法の一例です。

人材エージェント

人材エージェント

パラレルワーク(複業)や副業、フリーランスのエンジニアをターゲットにした人材エージェントがたくさんあります。

登録から実働まで無料のエージェントも非常に多いので、気軽に利用しやすい方法でしょう。

人材エージェントのみが所有している限定求人情報も多いですし、専門のコンサルタントに相談して、あなたの理想の案件を紹介してもらうことができます。

パラレルワーク(複業)や副業の働き方や今後のキャリアについて、相談できることもあるでしょう。スカウトシステムがあるサービスなら、営業にかける労力もぐっと節約できます。

人気の人材エージェントやマッチングサービスを、いくつか挙げてみます。いずれもエンジニア向けのものです。

クラウドソーシング

クラウドソーシング

「クラウドソーシング」は、個人や企業が業務委託形式で仕事の発注・受注をおこなうサービスです。

元々は群衆(crowd)と業務委託(sourcing)というキーワードを組み合わせたもので、エンジニア向けの案件が多数取り扱われている傾向にあります。

より気軽に仕事ができるという強みがあるため、土日のスキマ時間を有効活用したい人や、単発の案件を受注したい人に向いているでしょう。

以下は、エンジニアにおすすめのクラウドソーシングサービスの一例です。

オンラインサービス

コストパフォーマンス良く営業をするためには、ブログやSNSなどのオンラインサービスもおすすめです。

エンジニアとしての実績やスキルなどを公開しておくことができますから、スカウトを受け取りやすいでしょう。

ポートフォリオが誰でも自由に見られるようにしておいたり、自身で開発したサービスやシステムを公開するのもおすすめです。

そして、どの手段を取るにしても「あなたのホットラインのアドレスが常に分かるようにしておく」ようにしましょう。

あなたに興味を持ったクライアントが、いつでもコンタクトを取れるようにしておくのです。

本業の繋がり

本業の繋がり

本業で知り合った相手や、ご縁があった企業から、パラレルワーク(複業)や副業の仕事がもらえるケースも少なくありません。

これまで正社員として働いていた人が、退職後はフリーランスのエンジニアとして働くようになった……という話は、IT業界では決して珍しくないエピソードでもあります。

そのため、業界の繋がりを大切にして、仕事の縁を繋げるのも良いでしょう。

エンジニア向けの勉強会や交流会は、積極的に参加するのがおすすめです。

あなたのスキルや実績を知っている相手や、間接的に伝わっている相手とは、スムーズに仕事がしやすいというメリットもあります。

仕事の計画方法

パラレルワーク(複業)や副業は、業務委託で取り組むことになります。

そのため、会社員のように月々決まった額面が、期日に必ず振りこまれるという働き方ではなくなるのです。

これまで会社員として働いていたエンジニアは、業務の計画方法を把握してから、パラレルワーク(複業)や副業に乗り出すようにしましょう。

案件を受注するにしても、クライアントとの打ち合わせ日から、実際の業務着手、納品や修正期間、実際に報酬が振りこまれるまでのタイミングや長さは、しっかりコントロールできなければなりません。

自らの仕事について、トータルを年単位で把握できるようにしておくと、安心して働きやすいです。

収支バランスを常に意識して、計画的にやり取りができるようにしておくべきでしょう。生活費はもとより、事業にかかる費用も問題な確保しなければなりません。

前述したように、案件と案件のブランクがないよう、業務スケジュールを調整すると良いでしょう。

その際、報酬の振込日のスケジュールと合わせて調整してください。

案件ごとのスケジュールを把握することは、物量と報酬のバランスを考えることに繋がります。

どんなに高単価の報酬も、業務量が多ければ、割の良い仕事ではありません。

業務にかかった時間と単価を照らし合わせたとき、若手のエンジニアであれば時給2,500換算以上が目安になります。

派遣やアルバイトのエンジニアとして考えると、やや高いハードルかもしれませんが、業務委託というリスクと保証の無さを考えると、このくらいが妥当です。逆に言えば、パラレルワーク(複業)の場合はこのくらいの収入が確保できないと、正社員として本業一本で働いた方が、単純な収入は上になりやすいのです。

モチベーション

パラレルワーク(複業)や副業に取り組む際は、モチベーションをうまく維持する方法を知っておくべきです。

正社員として働いているときも、モチベーションを高く持つことは重要です。しかし、ある程度の収入が保証されている正社員と違い、パラレルワーク(複業)や副業の場合、モチベーションが上がらず業務に取り組めないことは、収入の低下に直結してしまいます。

まずは、具体的な目標を設定しましょう。

  • どのくらいの収入がほしいのか
  • どのような仕事がしたいのか(業務内容、チャレンジしたい案件のジャンル)
  • 将来のキャリビジョン
  • 今後の働き方に対する展望(独立、企業、副業のままなど)

上記は、モチベーション維持の分かりやすい目標になります。

ゴール地点を設定することで、逆算してスケジュールが立てられるため、現在すべきことがハッキリします。やる気を引き起こすきっかけにもなるでしよう。

そして、業務にメリハリをつけるためにも、適度な休憩は欠かせません。

会社員の副業であれば、土日や就業後を仕事に当てているわけですから、疲労回復にも重要です。

  • コーヒーや紅茶などのドリンク(カフェインで頭をスッキリさせる)
  • 甘いおやつや炭水化物(糖分で脳の栄養補給)
  • ストレッチやマッサージ(身体の疲労回復、凝りの解消)
  • ホットアイマスク(眼精疲労の回復、目の健康維持)

上記は短時間休憩のおすすめアイテムです。

効率良く回復できるようになることで、パラレルワーク(複業)や副業のトータル数値も上がりやすくなります。

スキルアップ

エンジニアがパラレルワーク(複業)や副業で成功するためには、スキルアップのチャンスを逃さないことが重要になります。

業務委託で働く場合は、スキルの有無が収入に直結するためです。

実践的なスキルは、実務の中で成長していくことが多いですよね。

案件を受注する中で、前回よりも難易度が高い仕事をこなすようにしていくと、自然とスキルアップも促しやすくなります。

また、各種スクール系を活用するのもおすすめです。

エンジニアの場合、パラレルワーク(複業)や副業に活かせる社会人スクールがたくさんあります。最前線で活躍するプロのレッスンを受けることで、正しい知識やスキルを、最短ルートで獲得することができます。

受講後の案件斡旋や就労サポートが受けられるスクールも多いです。転職サービスや人材エージェントが開催しているプログラミングスクールなどは、授業料や教材費が無料というものも少なくありません。

スキルアップのために積極的に活用してみましょう。

以下は、社会人エンジニア向けのスクール一例です。

健康保険

パラレルワーク(複業)で働く場合は、健康保険に関する準備も必要です。

健康保険加入は必須

正社員であれば、会社から自動加入させられていた健康保険に対し、「健康だからいらないのでは?」と考えるエンジニアも少なくありません。

しかし、これは本当にNGな行為です。

確かに健康な人にとっては、月々の保険料の支払いはムダなもののように感じられるでしょう。

それでも、人間いつとのような形で健康を損なうかはわかりません。思いがけぬ怪我や病気にかかる可能性は決して低くないのです。

歯科や眼科、婦人科などは、体調を崩さなくても利用する人が多いです。

健康保険は必ず加入するものだと考えるべきでしょう。

正社員時よりも保険料の支払いは上がる

正社員として働いていたエンジニアは、当時よりも月々の健康保険料はまず上がるものだと考えてください。

これは、会社負担だった分の健康保険料が、全額自己負担になるからです。加入していた健康保険組合にもよりますが、平均して2倍になります。

国民健康保険に加入する

フリーランスやパラレルワーク(複業)の場合は、国民健康保険に加入するのが一般的です。

運営母体は2つあり、「区市町村」か「国民健康保険組合」のどちらかになります。住んでいる地域の税制や、個人の収入額によって、どちらを選択した方がメリットがあるのかは異なってきます。

任意継続の選択肢もある

元々ひとつの企業に勤務して、その会社の健康保険を利用していた場合は、退職後も健康保険の任意継続を受けることが可能です。

有効期限は2年間までなので、その後は別の健康保険への移行手続きが必要になりますが、任意継続の場合はいくつかメリットがあります。

  • 退職時の保険料が据え置きされる(退職後収入がアップしても保険料は上がらない)
  • 扶養家族がいる場合は保険料なしで加入できる
  • 健康診断や施設割引などが引き続き利用できる

ただし、人気継続にはデメリットもあります。

  • 退職日から20日間以内に手続きが必要
  • 保険証の切り替え手続きが必要
  • 収入が低下しても保険料は下がらない
  • 振り込みが遅れると1日で資格喪失

特徴を詳しく把握し、オトクな場合は任意継続を利用するのがおすすめです。

うまくやりくりをすれば、国民保険よりも保険料の負担を少なくすることができるでしょう。

まとめ

今回の記事では、エンジニアがパラレルワーク(複業)や副業をする際、事前に知っておきたいことを12個紹介しました。

[box class=”pink_box”]
  • 業務の内容
  • 報酬の形態
  • 契約書の必要性
  • 税金と確定申告
  • 副業は会社にバレるのか?
  • 就労規則について
  • ワークライフバランスについて
  • 仕事を得る方法
  • 仕事の計画方法
  • モチベーション維持の方法
  • スキルアップについて
  • 健康保険について
[/box]

いずれも安定して仕事をするためには、必ず確認しておきたい内容です。

パラレルワーク(複業)や副業は、あくまで個人事業主として取り組むものなので、何かトラブルが起きたとき、あなた自身が対応しなければいけません。

そのため、あらかじめリスクを減らす意味でも、上記の12個はしっかり対応してから、パラレルワーク(複業)や副業に乗り出してください。

事前に対策を講じておくことで、パラレルワーク(複業)や副業はスムーズに働きやすくなるでしょう。

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