- フリーランスが仕事場を選ぶポイント
- フリーランスが仕事場の候補
フリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。
会社員とフリーランスの現役パラレルワーカーの視点で、役立つ情報を分かりやすくご紹介します!
フリーランスや個人事業主は、「働く場所を自由に選べる」という大きな魅力があります。
満員電車に乗ることもなく、オシャレなカフェや快適な自宅オフィスなど、最適な仕事場をいくつか確保しておくと、モチベーションを維持できるのでおすすめです。
一方で、フリーランスが働く場所の選択肢は、以下のとおり多様化しています。
- シェアオフィス
- レンタルオフィス
- コワーキングスペース
- コラボレーションスペース
- インキュベーションオフィス
フリーランスの中には、働く場所を複数持っていて、状況に合わせて使い分けている人もかなり増えています!
そんな自由な働き方は魅力的だけど、実際に実現するために、どのように仕事場を決めれば良いのか気になりますよね?
そこで今回は、フリーランスやパラレルワーカーの仕事場の選び方やおすすすめの働く場所について紹介します。
働く場所について悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。
フリーランスの仕事場は本当に自由?
フリーランスは、「働く場所」や「働く時間」を自由に選べることが魅力ですよね?
とはいえ、すべてのフリーランスが働く場所を選択できる訳ではありません。
たとえば、
- 業務委託契約のフリーランスエンジニア
は、どうでしょうか?
クライアント企業に常駐することが前提の案件が多いため、働く場所を自由に選べないこともあるのです。
もし、自由な働き方や働く場所を求めてフリーランスになりたい、と考えている人は、在宅・リモートワーク可の企業や案件を紹介してくれるサービスを選択することが大切です。
フリーランスが仕事場を選ぶポイント
フリーランスが仕事場を選ぶポイントは、次のとおりです。
- 通信環境
- 電源環境
- オフィス環境(机・椅子)
- オフィス環境(騒音)
- オフィスの混雑状況
- 料金・サービス
この他にも、立地やデザインなども基準になり得ますが、個人的な趣向なので、一般的には、上記の基準をもとに検討することをおすすめします。
フリーランスが仕事場の候補
フリーランスが仕事場として最適な場所は、いくつか候補があります。
仕事場 | 料金 | 概要 |
---|---|---|
自宅 | 無料 | 自由度MAX/利用料0円 |
図書館 | 無料 | 利用料0円/調べ物に最適 |
カフェ | 500円~/回 | 気分転換に最適 |
ファミレス | 500円~/回 | 食事・ドリンクバー |
ネットカフェ | 500円~/回 | 静かな環境/ネット・PC環境 |
シェアオフィス | 2,000円~/月 | 共有デスク/自由度が低い/料金は安い |
コワーキングスペース | 10,000円~/月 | オープンスペース/料金は高い |
レンタルオフィス | 20,000円~/月 | 個室デスク/自由度は高い/料金は高い |
それぞれ、メリットやデメリット、料金や環境が違うので、しっかり自分に合った場所を選びましょう!
それでは、それぞれの働く場所の特徴やメリット・デメリットについて、詳しく説明します。
自宅
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
フリーランスの仕事場として、最も多く利用されているのはやっぱり自宅です。
自宅のメリット
机や椅子などの作業場所は、お金のかけ方で自分に合った最適な環境を作り上げることが可能です。
また、好きな音楽、好きな飲み物、好きな食べ物など、基本的に何でも自由なので、気分転換がしやすいというメリットがあります。
自宅のデメリット
デメリットは、テレビなどの誘惑が多いため、集中力を保つことができる人でないと、作業効率が悪くなる可能性があります。
加えて、小さな子どもや家族がいると、生活音や声で気が散って集中できない可能性もあります。
ちなみに、在宅ワークで集中力をアップしたい、という人におすすめの記事があるので、ぜひご覧ください。
この記事でわかること 在宅・リモートワークで集中力をアップできるテクニックフリーランス・複業・パラレルキャリア専門メディア「パラレルワーカーズ」を運営している「こーへい(@kohei_x_jp)」です。[…]
図書館
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
△ | 〇 | △ | ◎ | △ | ◎ |
子どもや家族がいるので、自宅で集中できない人には、図書館がおすすめです。
図書館のメリット
図書館は、静かに本を読むことしかできないイメージですが、実はパソコン使用OKのスペースが用意されていたり、電源コンセントがあったりと、実は仕事で使える場所なのです。
図書館は、無料で利用できるだけでなく、騒音もほとんどないで集中しやすいというメリットもあります。
図書館のデメリット
残念ながらWi-Fi環境を導入している図書館は少ないので、基本的に自分で用意したWi-Fiを利用することになります。
また、学生の利用が多いので、受験シーズンになると席の取り合いになる図書館もあるので、注意が必要です。
カフェ
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
△ | △ | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
カフェや喫茶店も、フリーランスやノマドワーカーの仕事場として有力です。
カフェのメリット
カフェは、1~2時間程度であれば、数百円で利用できるため、リーズナブルです。
「ルノアール」などのビジネス利用に向いているカフェであれば、電源が標準で用意されていたり、静かな店が多いので、フリーランスの仕事場として十分利用可能です。
カフェのデメリット
カフェはリーズナブルとはいえ、ラテ・マネーと言われているとおり、無駄遣いの象徴にもなっています。
ファミレス
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
△ | △ | 〇 | △ | △ | 〇 |
ファミレスも、フリーランスやノマドワーカーによく利用されています。
ファミレスのメリット
ファミレスは、席が広く、ドリンクバーで飲み放題なので、周りの会話が気にならない人であれば、おすすめの仕事場です。
ファミレスのデメリット
ファミレスは、ファミリーが食事をする場所なので、電源がないことが多く、長時間の利用には向かない傾向にあります。
また、昼食時は混雑するので、時間の制約がある点は、デメリットです。
ネットカフェ
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
ネットカフェは、PCゲームや漫画を読む利用者が多いのですが、仕事場として、利用できる環境が整っています。
ネットカフェのメリット
ネットカフェは、通信環境や電源が用意されており、フリーランスの仕事場として、実は最適です。また、利用してみると分かりますが、とても静かなので集中しやすい環境が整っています。
ネットカフェのメリット
とはいえ、漫画の宝庫のネットカフェなので、ついつい漫画を読み始めて止まらない、といったことも十分考えられます。
シェアオフィス
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
シェアオフィスは、複数人で1つの場所を共有するオフィスの形態です。
シェアの形態は様々で、オープンスペースになっているシェアオフィスもあれば、パーテーションなどで簡易的に仕切られているシェアオフィスもあります。
シェアオフィスのメリット
シェアオフィスは、共有することで普通に賃貸オフィスを利用するよりも、格安で利用できることが最大のメリットです。
また、机や複合機など、仕事に必要な設備がはじめから準備されているので、快適なオフィス環境で仕事ができます。
加えて、シェアオフィスは、他のフリーランスや起業家など、様々な人々が働いているので、新たなつながり・人脈をつくれる可能性もあります。
交流を促進するためのイベントやセミナーなどを開催しているシェアオフィスもあります。
シェアオフィスのデメリット
シェアオフィスは、基本的にオープンスペースなので、デスクが立派なカフェというイメージです。そのため、他人が同じ空間で仕事をしていることに慣れない人には向きません。
また、機密情報やセキュリティ面で注意が必要な仕事をしているフリーランスにも向かないです。
コワーキングスペース
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | △ |
コワーキングスペースは、「Co-Working」の「Co:共同」で「Working:仕事場」を組み合わせた言葉で、「共同で仕事をする場所」という意味です。
コワーキングスペースは「定額利用型」か「ドロップイン型」のどちらかで利用します。
定額利用型 :月・週毎の固定料金で無制限利用できる
ドロップイン型:利用したい時に時間制で利用できる
コワーキングスペースのメリット
コワーキングスペースは、普通に賃貸オフィスを利用するよりも、格安で利用できることが最大のメリットです。
デスク・椅子やネット環境、ドリンクバーなど、様々なサービスが初期費用をかけずに利用できます。
追加料金が必要ですが、コピーやファックス、電話対応、法人登記に利用ができるコワーキングスペースもあります。
また、会議室やイベントスペースが利用できたり、コワーキングスペース主催のイベントが開催されていて、フリーランス同士の横のつながりにも利用できます。
以下は、コワーキングスペースで準備されている設備の一例です。
デスク | 椅子 | パソコン | インターネット |
複合機 | 電源 | ドリンクバー | 雑誌・新聞 |
メールボックス | 会議室 | ホワイトボード | プロジェクター |
モニター | 電話対応 | 住所使用 | 法人登記 |
コワーキングスペースのデメリット
コワーキングスペースのデメリットは、主に次の3つです。
- 周囲の会話で集中できないことがある
- デスクが狭いコワーキングスペースもある
- 独自ルールやコミュニティに馴染めない
コワーキングスペースは、コミュニティを目的に利用している人もいるので、シェアオフィスなどと比較すると会話が多く、集中できないことがあります。
また、デスクが狭いこともあるので、契約前に事前の内覧は必須です。
レンタルオフィス
通信環境 | 電源環境 | 机・椅子 | 騒音 | 混雑状況 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × |
レンタルオフィスは、専用の個室スペースがあるオフィスです。1名用から十数名用まで、広さは様々です。
レンタルオフィスのメリット
レンタルオフィスは、個室スペースがあるので、仕事に集中できます。
また、レンタルオフィスの特徴は、会議室や共有スペースを他の契約者と共有することで、オフィス機能を割安で利用できる点です。
レンタルオフィスのデメリット
レンタルオフィスのデメリットですが、賃貸オフィスとは違い、あくまでもレンタルオフィスなので、内装や家具の入替などできません。
共有スペースは、他の契約者も利用するので、話し声が聞こえてしまうなど、プライバシーやセキュリティの問題が発生します。
まとめ
今回は、フリーランスやパラレルワーカーの仕事場の選び方やおすすすめの働く場所についてご紹介しました。
働く場所よって、メリットやデメリット、料金や設備も違うので、しっかり検討した上で決めましょう。
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた!!!