- IT・Web系フリーランスに資格は必要・不要?
- Webエンジニアにおすすめの資格
- Webデザイナーにおすすめの資格
- Webマーケターにおすすめの資格
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フリーランスとして独立を目指している人や既にフリーランスとして活動している人の中には、資格取得について一度は考えたことがあると思います。 とはいえ、
- フリーランスに資格は必要なの?
- どんな資格が仕事に役立つの?
など、疑問を感じている人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、フリーランスに資格は必要なのか?また、IT・Web系フリーランスにおすすめの資格について、ご紹介したいと思います。
IT・Web系フリーランスに資格は必要?
IT・Web業界は、人材不足ということもあって需要が高く、マーケターやデザイナーなどの職種は人気が高いです。
中でも、フリーランスエンジニアは、年収が高い傾向にあるので、とても人気があります。
一方で、人気があるが故に、たくさんの人が従事しているため、中にはレベルが低い人も混ざってしまいます。
そのため業界ではレベルアップや人材育成の基準として、様々な資格が提供されている、という背景があります。
資格の必要・不要論
では、フリーランスに資格は必要なのでしょうか?
資格について、資格を提供している会社や各種メディアやブログを調査した結果、ポジショントークになっているので、結構判断が難しいと思います。
そこで今回は、私なりに資格の要・不要の考え方についてお伝えしたいと思います。
- 基本的に現場で働く人に資格は必要ない
- 体系的な知識取得を目的とした資格取得は検討可
- 上流工程を目指す人はハイレベルな資格の取得は推奨
基本的に現場で働く人に資格は必要ない
IT・Web業界の現場で働く上で、資格が絶対に必要というケースは、まずありません!
基本的に方針や要件定義にしたがって、ソリューションを提供をすることが仕事なので、経験やスキルの深堀が重要です。
体系的な知識取得を目的の資格は検討してもOK
人は立場が変われば、知識や経験の活用方法も変えていく必要があります。
チームを率いる人は、自分が経験していない領域まで把握しなければいけないこともありますよね?
基本的には、書籍やセミナーで知識を習得するという方法が有効と考えています。
一方で、資格取得にもメリットがあります。 資格取得の教材は、テーマに関連した体系的な知識が網羅されているので、基礎知識の習得におすすめです。
上流工程を目指す人は、ハイレベルな資格の取得は推奨
例えば、IT・Web業界の中でも、プロジェクトマネージャー(PM)やITコンサルタントなどの上流工程の仕事を目指す人には、知識やスキルを対外的に示せる資格があると有効です。
IT・Web系フリーランスにおすすめの資格
基本的には、本やセミナーで習得した知識やノウハウを現場でアウトプットすることによって、経験値を上げることが最も有効と考えています。
ただ、そうは言っても経験できない人もいたり、異なる領域のスキルを身につけたい人にとっては、資格取得は知識習得に有効な方法の1つです。
ということで今回は、IT・Web業界の中でも以下の職種におすすめの資格についてご紹介します。
- Webエンジニア
- Webデザイナー
- Webマーケター
Webエンジニアにおすすめの資格
Webエンジニアにおすすめの国家資格
WebエンジニアにおすすめのIT系国家資格は、下図のとおり13種類あります。
(出典:情報処理推進機構)
情報処理技術者試験の中でも高度な知識や技能まで取得できれば、対外的に能力を示せるため、上流工程を目指す方は取得を考えても良いと思います。 今回は、国家資格の中で、基本・応用の2つ資格についてご紹介します。
基本情報処理技術者(FE)
IPA(情報処理推進機構)が実施している基本情報処理技術者とは、高度IT人材となるために必要な基本知識・技能を持ち、実践的な活用能力を証明する国家資格です。
企業によって、システムエンジニア職につく人材は取得を義務付けられていることもあります。
応用情報技術者(AP)
応用情報技術者もIPA(情報処理推進機構)が実施している国家資格です。ITを活用する社会人が身につけておくと良い応用的知識・技能に関する資格です。
基本情報処理技術者と比較すると難易度が高い資格ですが、多くのシステムエンジニアが取得しています。
ベンダー資格
ベンダー資格は、試験内容が業務に直結する内容なです。 ですので、該当する領域の資格であればフリーランスにとっては、実力を証明できるので、取得のメリットがあります。
オラクルマスター
オラクルマスターは、データベースエンジニアにとっては、馴染みの資格ではないでしょうか? データベース世界シェアトップの「オラクル社」が提供していることもあって、実用的な試験なので、データベースエンジニアにはおすすめの資格です。
AWS認定
Webサーバーのクラウド化にあたってAWSを利用している企業が増えているので、フリーランスへの需要も高まっています。
そこで、AWSが提供しているAWS認定を取得することで、クラウドサーバーの専門知識を持っていること証明できれば、年収アップにもつながりやすいのでおすすめです。
CCNA・CCNP(シスコシステムズ)
CCNA・CCNPとは、シスコシステムズ社が認定するベンダー資格です。
ネットワーク技術に関する資格で世界的に認知されています。ネットワークエンジニアを目指す方は、グレードの高い資格を目指してもよいでしょう。
Linux技術者認定試験
Linux OSの知識や技術が問われる試験です。
サーバーエンジニアやインフラエンジニアを目指す方におすすめの資格です。
プログラミング言語系の資格
プログラミング言語のスキルを証明するための資格もあります。
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- Ruby技術者認定試験
- PHP技術者認定試験
- オラクル認定Javaプログラマ
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Webデザイナーにおすすめの資格
Webデザイナーは、資格取得よりも、多くの仕事で経験値を上げることが大切です。
特にフリーランスにおいては、ポートフォリオを充実させることが必要不可欠なので、資格取得の優先度は、正直言って低いです。 現在、プログラマーやWebディレクターの人がデザインスキルを身につけたい、という目的であれば、少しは有用なので一部ですが、おすすめの資格を紹介しておきます。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、Webサイトのデザインを行う知識や能力を証明できる国家資格です。
試験は1級・2級・3級の3段階で、2級以上は実務経験2年以上の受験資格が設けられています。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイ Web利用・技術認定委員会が認定する民間資格です。
Webクリエイターに求められる「Webサイト制作のデザイン能力」「Webページのコーディング能力」を証明できます。
Webデザイナーのフリーランスを目指したい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
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Webマーケターにおすすめの資格
最後にWebマーケターにおすすめの資格をご紹介します。
ウェブ解析士
ウェブ解析士は、「成果につながる解析スキルを持つ人材」を育成する目的で設立された資格試験です。
Webマーケターにとってサイトのアクセス解析やデータ分析は必要不可欠なので、解析が苦手な人は、ウェブ解析士協会が用意している講座を受けてみてもいいと思います。
統計検定
統計検定は、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。
Webサイトの解析だけでなく、マーケティングに必要なデータを統計的な視点で活用できれば、実務上も有用です。
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、データ分析方法を体系的に学べる資格です。
具体的には、Google Analyticsを用いたアクセス解析やWeb解析に必要な知識が得られます。
Google認定資格
Googleが提供している認定資格もあるので、興味のある方は受講・試験を受けてみてください。
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
- Google AdWords認定資格
Webマーケターのフリーランスを目指したい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
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まとめ
今回は、フリーランスに資格は必要なのか?また、IT・Web系フリーランスにおすすめの資格について解説しました。
IT・Web業界の現場で働く上で、資格が絶対に必要というケースは、まずありませんが、知識の幅を広げる上では有効な資格も存在します。
ただ、フリーランスにとって、時間はものすごく貴重なので、限りある時間をどう使うかは、慎重に考えた上で決断した方がいいと思います。
フリーランスにとっては、何よりも現場で活用できる経験とスキルでなければ、意味がありません。
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
それではまた!!!