パラレルワーク(複業)で新規案件を獲得したり、より高報酬で仕事をしたりするためには、資格やスキルがあると便利です。
あなたの職種によって、より高待遇を受けやすいスキルは異なります。
今回の記事では、パラレルワーク(複業)の職種別に、有利に働きやすい資格について紹介しましょう。また、スキルアップを目指しやすいサービスもあわせて解説しておきます。
当記事の内容はこちら
- パラレルワーク(複業)において資格は必須ではないが、案件獲得や単価アップに役立つことがある
- パラレルワーク(複業)の職種によって、役立つ資格は異なる
- スキルアップサービスを活用することで、案件獲得率や単価を上げやすくなる
エンジニア
エンジニアやプログラマーは、資格がなくてもパラレルワーク(複業)をすることは可能です。スキル次第で、高待遇の案件も獲得しやすいでしょう。
ただし、資格があることでクライアントからの信頼度を得やすいという一面もあります。好条件の案件獲得がしやすくなるでしょう。
加えて、資格取得のための勉強で、あなた自身のスキルアップも目指せるはずです。
エンジニア向けの資格
以下はいずれも国家資格です。
- ITパスポート(iパス)
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- ITストラテジスト
- システム監査技術者
- ITサービスマネージャー
- プロジェクトマネージャー
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- システムアーキテクト
- 情報セキュリティスペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト など
エンジニア向けのスキルアップサービス
プログラミングスクール
エンジニアやプログラマーを対象にしたプログラミングスクールがあります。
無料で利用できるサービスも多く、その後の就労サポートをしてくれる場合もあります。
資格取得用講座
前述した各種資格を取得するための講座があります。
スクーリングの対面講義はもちろん、オンライン動画の講座や、通信教育んども活用できます。
Webデザイナー
パラレルワーク(複業)やフリーランスとして活躍する人が多いWebデザイナー。
所定の資格がなれば働けないわけではありませんが、案件取得のためには資格があった方が有利になる場面も多いでしょう。
資格取得のための勉強で、知識やスキルを磨くきっかけになるかもしれません。結果的に、より良い待遇で働くチャンスを掴めるはずです。
Webデザイナー向けの資格
Webデザイナーは、デザイン系の資格に伴い、コーディング系の資格も有利に働きやすいです。
また、各種代表的なソフトの操作資格も役立ちやすいです。
- ウェブデザイン技能検定:国家資格
- 色彩検定
- カラーコーディネーター試験
- Webデザイナー検定
- Webデザイン・スペシャリスト
- Webクリエイター能力認定試験
- PHP技術者認定試験
- HTML5プロフェッショナル認定資格
- Photoshopクリエイター能力検定試験
- Illustatorクリエイター能力検定試験
- アドビ認定エキスパート(ACE)
- アドビ認定アソシエイト(ACA)
- 画像処理エンジニア検定
- ウェブ解析士認定講座 など
Webデザイナー向けのスキルアップサービス
前述したように、Webデザイナーはデザインセンスだけではなく、コーディングやプログラミングなどの知識・スキルも重要です。
そのためプログラマーやエンジニア向けのスキルアップサービスも活かしやすいでしょう。
デザインスクール
デザインスクールの中には、Webデザインに特化したコースを用意しているところがたくさんあります。
現役のデザイナーやクリエイターから教育してもらえる上、進路相談にも乗ってもらえます。
週の授業時間数が少ないコースも多いため、案件獲得のために改めて勉強し直すのも良いでしょう。
プログラミングスクール
Webデザイナーに必要なプログラミング知識・技術が身に着くスクールです。
中には無料で利用できるスクールもあり、卒業後の進路相談や、就労先探しのサポートをしてくれるところもあります。
資格講座
前述した各資格を取得するための講座です。
スクーリングがある対面講座をはじめとして、オンライン講座や通信講座などもおすすめです。
ライター
ライターは未経験からスタートさせやすい副業やパラレルワーク(複業)のひとつです。
誰でも取り組める簡単なブログ記事から、専門知識を活かした本格的な執筆まで、自分のスキルに合わせた案件があります。
こちらも資格がなくても働ける仕事ではありますが、より条件が良い案件獲得のためには、ライティングスキルと知識をアップさせることが欠かせません。
ライター向けの資格
文章作成系の資格も有利に働きますが、案件獲得や単価アップには、その他の資格も重要になります。
文章を取り扱うための資格も効果的ですし、Webライターであれば画面構成の資格も役に立つでしょう。
- 文章読解・作成能力検定
- 日本語検定
- WEBライティング技能検定
- WEBライティング能力検定
- 日本漢字能力検定
- ビジネス著作権検定
- WEBリテラシー試験
- 校正士 など
上記に加えて、ライターのジャンルごとに有利な資格もあります。
フードライター | 食生活アドバイザー、野菜ソムリエなど |
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金融ライター | ファイナンシャルプランナー、DCプランナー、日商簿記、証券アナリストなど |
美容ライター | 日本化粧品検定など |
トラベルライター | 観光プランナー、世界遺産検定など |
不動産・住宅ライター | 宅建、建築士、住宅ローン診断士、土地活用プランナーなど |
ライター向けのスキルアップサービス
ライターとしてもっとも必要とされるものは、文章を書くスキルです。
その上で、執筆する内容に合わせた知識も重要です。
パラレルワーク(複業)として取り組む人が多いWebライターであれば、簡単なHTMLやスタイルシートの知識もあると案件獲得や単価アップがしやすくなるでしょう。
ライタースクール
シナリオライター、コピーライターなどジャンルごとに特化したライタースクールがあります。
カリキュラムの内容や年数、頻度や学費が大きく異なってくるため、自分がなりたいライターに特化したスクールを選べるようにしましょう。
通信講座
ライターのスキルアップは「書いたものを添削してもらう」というスタイルを取ることが多いため、通信講座でもメリットは大きいです。
隙間時間を活用して取り組みやすいですし、学費もスクーリングより安く済みやすいというメリットがあります。
こちらもなりたいライターごとに特化したコースを選べるようにしましょう。
家事代行
料理や掃除、ベビーシッターやチャイルドケアなど、家事代行をパラレルワーク(複業)に選ぶ人も増えています。
家事代行サービスも増えて、単発でも案件獲得がしやすくなっています。
これまで主婦として活躍していた人が、子育で落ち着いたから働くのにも向いている職種ですよね。
市場規模も拡大しているため、今後は労働人口も増えていくでしょう。
家事代行も、特定の資格がないとこなせない仕事ではありません。
しかし資格を持っていることで、そもそもの単価は高くなりやすいです。
知識や技術、経験の保証になりやすいため、クライアントの信頼が得やすいのです。
家事代行向けの資格
家事代行に役立つ資格は、実際に受注する案件の内容によって異なります。
より幅広い内容に対応できることで、単価も上がりやすいと言えます。
料理代行の場合
- 栄養士
- 管理栄養士
- 調理師
- 食生活アドバイザー
- 和食マイスター
- スイーツコンシェルジュ など
掃除代行の場合
- 掃除検定
- 整理収納アドバイザー
- 整理収納清掃(3S)コーディネーター
- ハウスクリーニングアドバイザー
- クリーニングインストラクター
- お掃除スペシャリスト など
チャイルドケア代行の場合
- 保育士:国家資格
- 育児セラピスト
- 子育て支援員
- ベビーシッター
- チャイルドマインダー
- 認定病児保育スペシャリスト
- 認定病児保育専門士 など
家事代行向けのスキルアップサービス
家事代行に求められるのは、それぞれの代行内容におけるスキルの高さです。
チャイルドケアの場合は、子どもを預けるという特性上、経験も重視されやすいです。
経験値アップに結び付くサービスを、積極的に活用すると良いでしょう。
家事代行会社の勉強会・研修会
パラレルワーク(複業)や副業で登録する家事代行会社によっては、勉強会や研修会を開催している場合があります。
就労前の必須検収はもちろん、その後のスキルアップを目指す人向けに、専門的な知識や技術を授けてくれるレッスンがあるのです。
それぞれの分野におけるプロの直接指導が受けられたり、キャリア相談ができたりするケースもありますね。
積極性のアピールにも繋がり、単価アップのチャンスを掴める可能性も高まるでしょう。
資格取得講座
前述した資格を取得するためのスクールもあります。
社会人向けの夜間や休日を活用したスクーリングや、オンラインの動画レッスン、通信講座などタイプは様々です。自分が利用しやすいスクールを選びましょう。
資格によっては、主催の団体のスクールに通うことで取得できるものもあります。
カルチャースクール
料理や掃除、整理整頓などのスキルは、カルチャースクールやセンターでレッスンが開催されていることもあります。
格安や無料で指導が受けられることも多いため、節約しながらスキルアップを目指したい人にもおすすめです。
まとめ
今回の記事では、パラレルワーク(複業)の職種ごとに役立つ資格や、スキルアップサービスについて紹介しました。
近年注目されているパラレルワーク(複業)や副業では、スキルの高さによって仕事の量や単価が大きく変わります。
たとえ業務自体に資格が必須ではないにしても、クライアントの信頼を獲得するために、資格はとても大きな役割を果たしてくれるでしょう。
そして、より良い条件の案件獲得を目指すためには、コンスタントにスキルを磨いていかなくてはなりません。
今回紹介した資格やスキルアップサービスを活用して、あなたらしいパラレルキャリアを築いていってください。